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日本ペアレント・トレーニング研究会大会で実践報告

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9月15日~16日、国立障害者リハビリテーションセンター―学院で開催された「日本ペアレント・トレーニング研究会大会」で実践発表をしてきました。

私の発表(2日目)は、以下の内容です。
①2012年から、いの町(ふくし保健課主催)、仁淀川町(教育委員会主催)、須崎(須崎
 福祉保健所主催)、そして高知市(TOMOはうす主催)でペアレント・トレーニングを
 行ってきたこと
②2017年度から、高知市(TOMOはうす主催)、仁淀川町(教育委員会主催)、そして
 2019年度からは高知市内の病院職員さん向け(内田グループリハビリテーション部主
 催)にティーチャーズ・トレーニングを行っていること
③ペアトレ、ティートレのそれぞれの成果と課題

 まさか、こんな大会で実践発表するなんて考えてもみなかったので、参加者の詳しいデータや評価アンケートの内容等細かい資料が十分には整っていないざっくりした発表となってしまいました。(お恥ずかしい!)もちろん、参加者のみなさんの子育てに対する困り感が激減したことは事実なのでそれは伝えましたよ!

 1日目の厚労省鈴木久也先生から、子育てが難しくなっている、ということを様々な資料をもとに伺いました。
☆核家族世帯の増加→子育ての文化がとぎれてしまった
☆共働き世帯や一人親世帯の増加
☆虐待を受けた児童数の激増
→親支援は国の緊急課題

そこで全国では様々な方を対象としたペアレント・トレーニングが行われていることもうかがいました。
・虐待をしてしまった保護者対象
・里親さん対象
・発達障害のある保護者対象  などなど


仁淀川町でも「アーリーバードプラス」プログラムが始まりました

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10月3日から仁淀川町でも、教育委員会主催で「アーリーバードプラス」プログラムが始まりました。
 自治体が主体となってこのプログラムを開催する、というのは全国でも初めてのことです。私の大好きな第二の故郷、仁淀川町で開催されることになったことがとっても嬉しくて、一緒にプログラムを行うメンバー(このプログラムのライセンスを持っている仲間3人)に仁淀川町の自慢をしながら、会場である仁淀川町役場に向かいました。  あ、その前に腹ごしらえ!長者の大いちょうの真ん前にある「農家レストラン」でランチタイム。このすぐ近くにある長者小学校に勤務していたので、何年も前からお世話になっている素敵でおいしいレストランです。
 その時期の旬の野菜をふんだんに使った日替わり定食は本当においしいですよ。これで750円!お連れした仲間にも喜んでもらったところで、さあ、プログラムを始めましょう。目指す会場は大崎にある仁淀川町役場です。
 木をふんだんに使ったシックで落ち着いた建物は新しくてとってもきれいです。 教育委員会や教育研究所の先生方が会場の設営や資料の印刷を事前に行って下さっているので、準備時間が少なくてすみ本当にありがたいです。
10月10日はセッション2を行いました。仁淀川町は、5家庭の保護者とそのお子さんに関わる先生方が参加して下さっています。この日はまだ2回目なのですが、グループで話し合いながら、一見問題!と思われる行動にも実は背景があり、その背景が分かれば支援策も見つかるという練習をしていきました。
これを「氷山モデルで考える」といいます。
氷山の海面から上に出ている部分は全体の10%、残り90%は隠れています。見えている部分が「一見、問題!と思われる行動」で、ここだけ見ると途方に暮れてしまうかもしれません。でも実はその背景にはいろいろな要因があって(90%)それが分かれば支援方法が見えてくるのです。これを私たちは「探偵になりましょう!」という言葉を使って
探っていきます。
 2回目でしたが、参加者のみなさんはグループで話しあいながら、いろいろな支援方法を見つけていきました。うーん、これはみなさん、名探偵になる嬉しい予感!

 高知市でも「アーリーバードプラス」2学期コースが始まっており、3回目の後の家庭訪問が終わって、明日12日(土)がセッション4です。
 一緒に学びながら、本…

宮口幸治先生著『ケーキの切れない非行少年たち(新潮社』を読んで

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私たちTOMOはうすは2012年度から、まめのき式ペアレント・トレーニングをいの町や仁淀川町、須崎市で事業化していただいて(主催はほけん福祉課や教育委員会、保健所等)行ってきました。2018年度からはTOMOはうす主催で高知市でもスタートしています。またこのペアレント・トレーニングの発展としてティーチャーズ・トレーニングも2017年度から仁淀川町(教育委員会主催)と高知市(TOMOはうす主催)で行っています。
 これらのトレーニングは、行動療法理論に基づいて子どもと大人が肯定的なコミュニケーションで良好な信頼関係を築いていくことを目的としています。子どもたちの行動(聞こえるもの、見えるもの、数えられるもの)に焦点をあてて、好ましい行動はほめ、好ましくない行動はスルーしてできたらほめる、そして危険・許しがたい行動は制限を設けるという対処方法をとります。
 好ましい行動をほめていくと、その行動はもっと増えていくし思わぬ協力もしてくれるようになり嬉しい波及効果がたくさん出てきます。このような肯定的な注目を与えていくことで好ましくない行動や危険な行動・許しがたい行動は減っていきます。どうしても減らない場合は、こちらの指示の方法を変えたり環境を調整したりしながら、子どもたちとよりよいコミュニケーションを図っていくのです。
 いい行動はほめたり認めたり励ましたりし、だだをこねたりぐずったり、やんちゃを言ったりする行動はスルーして止まった瞬間にほめる=つまりこのプログラムで学ぶ子どもたちへの具体的な対応の仕方は子育ての基本であり、先生のふるまい方の基本です。
 そういう意味で「ほめること」をとても大切にしています。

太田篤志先生の「感覚統合入門・ワークショップ」講座が終わりました

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「アンガーコントロール&おすすめ教材紹介」講座が終わりました

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8月4日の「アンガーコントロール&おすすめ教材紹介」講座では約30名の参加者のみなさんと一緒に楽しい学びの一時を過ごしました。

 前半の「おすすめ教材紹介」コーナーでは、主にTOSS教材のフラッシュカードなどをたくさん紹介させていただきました。朝の会や授業のすきま時間に使えて、ワーキングメモリーや視知覚機能等を鍛えることができるので、一押しです。 
 また私が大好きなのは『アタマげんきどこどこ』という絵本です。現在10巻まで出版されています。出てくるキャラクターを探すだけではなくて、数を数えたり、状況を理解してお目当てのキャラクターを見つけたり、と楽しみながら「ちょっと覚えたり」「目をいっぱい動かしたり」する仕掛けがいっぱい!絵本に書かれている問題だけでなく、自分たちで問題を作ることができるので、出題しながら人と人とのやりとりもうまれます。
後半は「アンガーコントロール」を一緒に学びました。
私の大学院在学中の修論のテーマは「広汎性発達障害(※今ではこのような表現はしませんが…)の自己他者理解」でした。この時に作ったのが「7段階の気持ちの温度計」、そしてキャロル・グレイが考案した「コミック会話」の手法も活用して修論を完成させたことでした。
 この「7段階の気持ちの温度計」は、主に自閉症のある人たちに役立てるように作ったのですが、通常学校に勤務した際にも、この温度計とコミック会話は、SSTを行ったり子どもたちのもつれた人間関係をほどいたりする時も大活躍!
 一度分かりやすくまとめて、みなさんにお伝えしたいと思っていたので、この「アンガーコントロール」講座が開催できて、私自身もいい学びなおしができました。
 参加して下さった皆さん、本当にありがとうございました。
       【参加者の皆さんの感想】 ☆コミック会話を実際に描いてみたのが、とてもよかったです。やれそうだなと思いまし
 た。教材紹介も参考になり、読んでみようと思いました。 ☆アンガーマネジメントの話は以前に聞いたことがありましたが、理論をかみくだいての  内容だけでしたのであまり自分とつながった感じがしませんでした。今回の講座は、具  体的な事例や魅力的な教材の紹介もあり、自分(仕事)とつながりました。試してみ  たいものがいくつもありました。 ☆トラブルが起きた子に事情を聴くときのききかたが、ほめるこ…

アーリーバードプラスプログラムに参加されている保護者様からのお便り

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前回のブログでは、アーリーバードプラスプログラム1学期コースの進捗状況を紹介しました。
 今はまだプログラムの途中ですが、参加されている保護者様から嬉しいお便りをいただきました。「自閉症のお子さんをおもちのたくさんのお父さん、お母さん方のお役に少しでもなれば」と了解を得られましたので、ここに紹介させていただきます。

ここまで本当に…特に入学してからが大変でした。藁をもつかむ思いで必死に色々調べて、そして今やっとこのアーリーバードプラスプログラムに参加できています。このプログラムの参加は自分にとってとても大事なことだと思っています。
ペアレント・トレーニングも学びましたが、娘にはなかなか通用せず、医師にも、「ペアレント・トレーニングを素直に学習しただけでは娘には通用しない。この子にあったプログラムでこの子用に応用をきかさないと。」と言われ…本当に頭の中が?でいっぱいの時にやっと出会ったのがアーリーバードでした。
この苦しかった時や模索してきた段階があるからこそ、毎週土曜に行われるこのトレーニングに必死になれるし、何より学校と連携できた事がかなり大きく影響しています。夫婦、学校、子供が関わることの多い機関や大人が連携してこそのプログラムだと痛感しました。
このプログラムは「できたら専門家も一緒に参加するのが望ましい」というものですが、先生を参加させてもらうというのは、日本の制度的にもなかなか難しく、悩み悩んだ挙げ句、腹をくくりダメもとで校長先生宛に手紙を書きました。最初は「参加は難しい、説明会ならば」とのお返事でした。それでも、説明会を聞いていただけるだけでもとの思いからお願いしたところ、コーディネーターの先生の参加、それから担任の先生や養護教諭の先生まで交代で参加していただき、本当に本当に恵まれたとしか言いようがありません。
ずっと一人で抱え込み悩み闘ってきて、もう娘と二人で死のうかと思ったことも多々ありました。主人が参加することも多いに意味をなしてます。
うちの子はそれぞれのシチュエーションで顔が変わります。なので、本当に理解ができない行動も有り、家以外で問題行動を起こした際に、「家でも言ってください。」とよく言われました。でも、現場を見てない家では何を言っても娘には伝わらず、その内娘には娘の言い分があると言うことも少しずつわかってきました。ただ、それを家だけで理解してもう…

アーリーバードプラス1学期コース 順調です

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梅雨に入りましたね。アーリーバードプラスプログラムも順調に進んでいます。
今日は、その進み具合を紹介します。


【アーリーバードプラス1学期コースの様子】
【参加者】  ・参加ご家庭(最大6家庭まで):6家庭 ・1家庭(2名まで):1~2名。ご夫婦揃っての参加の日もあればどちらかお1人の時も。   また、お父さんが参加できない時におばさんが参加、というご家族もおいでました。   どのご家族も、お父さんがかかわってくれるようになったことが、子育てにとってと   てもよかった、とおっしゃっています。 ・専門家(参加が可能であれば):6家庭中5家庭専門家がかかわって下さっています。   ただ毎回参加は難しく、欠席される場合もあります。   ある小学校は、コーディネーターの先生、担任、養護教諭と交代しながら参加されて   います。
【進捗状況】 今は、8セッションのうち6セッションまで終了。 家庭訪問も2回(全2回)行いました。 毎回、テキスト(4,000円)、パワポ、動画(イギリスでの実際のトレーニングの様子や 参加者の感想等)を使って学習しています。動画は、やはり“一目瞭然”!とても参考に なっています。
☆仲間~大きな安心感 保護者のみなさんが声をそろえておっしゃっているのが、「全員、自閉症の子どもをもつ親、なので1回目から仲間がいる!という大きな安心感をもてた。」ということです。お子さんの年齢は4歳~9歳、と幅広いですが、毎回違うご家庭とグループを組んで学習して いくので、そこでの交流も大きな刺激や参考になっているそうです。
☆いろいろ工夫した視覚支援が! セッション4では構造化(わかりやすくする)の学習をしました。(ちなみに、セッション1の時に「構造化」という言葉を知っているかみなさんにお聞きしたところ、ご存じの保護者は0でした。) ここでの学習をもとに、みなさんどんどん視覚支援を工夫され、「これはうまくいった」「これはイマイチ」と紹介して下さっています。毎週土曜日にトレーニングを行っているので、限られた時間しかないと思いますが、それぞれのご家庭の取り組みに、思わずみなさんから拍手が沸き起こり、あたたかく楽しい時間になっています。
☆行動分析もばっちり セッション5「行動を分析する」セッション6「問題行動を未然に防ぐ」ここの学習になると、事例をもとに「何が起こったか」「状況は…

なんちゃってコミック会話

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あじさいが美しい季節になりましたね。我が家の庭のあじさいもちらほら咲き始めました。

今日は「コミック会話」のお話です。みなさんは、『コミック会話』(キャロル・グレイ著 門眞一郎訳 明石書店)という本をご存じですか?コミック会話とは、2~3人の会話をイラストで表現したものです。

気持ちや言葉は、目に見えませんよね。だから自閉症やその他の発達障害のある子どもたちにとって、友だちとのトラブル等を振り返ることは本当に難しいことです。そこで私は子どもたちと一緒に、このコミック会話を使って、もつれた人間関係をほどくことをよく行っていました。

本当のコミック会話は、8色の色(色鉛筆やマーカー等)を使い分けて気持ちを表現していくのですが、いつもそんなにたくさんの色を持ち歩くこともできず、私はもっぱら3色ボールペンを使っていました。だから正式のコミック会話ではないので、私の場合は「なんちゃってコミック会話」と呼んでいます。



例えば、こんな感じです。普通の気持ちは黒、いやな気持は赤、嬉しい気持ちは青、
とボールペンを使いわけ、子どもにその時の状況を思い出してもらいながら、描いていきます。
子どもたちは、自分のうまく表現できない気持ちが整理できるのが嬉しいようで、この
「なんちゃってコミック会話」を一緒に描いていくのが大好きです。
もめごとが起こった後など、「先生、お米人間、描いて(=上記のようななんちゃってコミック会話のこと)」とよくリクエストしてくれました。

・状況が整理できる
・自分の気持ち、相手の気持ちを理解する
・解決策を考えるのに役立つ⇒ここからSST(ソーシャルスキルトレーニング)に発
 展することもある

【準備物】
3色ボールペン、紙

用意するものも少ないし、実際に描いてみたら簡単(なんせお米人間ですから)、そして何より子どもとゆっくり話しながら描いていくことで、その子どもといい時間を共有することができます。

ぜひぜひ、いろいろな方にトライしてほしいです。

なんちゃってコミック会話の描き方については、7月23日高知市教育研究所主催の「高知市小中学校特別支援教育学校コーディネーター研修会、自閉症・情緒障害特別支援学級充実研修会」にてお伝えすることになっています。

また、TOMOはうす主催「アンガーコントロール&おすすめ教材紹介」講座(8/4)でも一緒に描く練習をしますので、興味のある方はぜ…

アーリーバードプラスプログラムが始まりました

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5月11日(土)からアーリーバードプラスプログラムが始まりました。このプログラムは最大6家族まで一緒にプログラムを受講することができます。募集を始めたところ、あっという間に9家族の申し込みがあり、急遽、2学期コースも開設することにして、先の1学期コースがスタートしたところです。

 このプログラムは、4歳~9歳前後の自閉症のお子さんをもつ家族と専門家を支援するプログラムで、自閉症の研究やサポートで世界のリーダー的役割を果たしている、英国自閉症協会によって作られたものです。(詳しくはTOMOはうすHPをご覧になって下さい)

 毎週土曜日×8回、その間に2回の家庭訪問、そして3か月後にフォローアップがあるという、なかなかの長丁場のプログラムです。

 1回目は、みなさん、ちょっぴり緊張の面持ちでしたが(実はスタッフ4人も始まる前はワクワクするやらドキドキするやら…でしたよ)、終わった後のアンケートには「分かり合える仲間ができて嬉しい!」という声も書かれていました。
 このプログラムは、最初こそ私たちスタッフが講義する内容も多いですが、グループで
お互いのお子さんのことを語り合ったり、事例について話し合ったりすることが、だんだん増えてくるので、仲間意識がつくられていくのでしょうね。

 1回目は、自閉症の感覚の過敏や鈍磨について、我が子のことを語り合う時間があったのですが「あるある!」とうなずくことも多く、和気あいあいとしたいい雰囲気でした。
氷山は海面から上に出ているのは10%、海面の下には90%もの巨大な氷の塊があります。この氷山モデルを使って、子どもたちの行動を分析していきます。「かみつく」「叩く」「すべてが受け身」など、一見困った行動(=海面から上の10%の部分)にも 実はいろいろな背景がある(=海面下の90%部分)、この背景を探っていくと(=探偵になると)、ちゃあんと支援策が見えてきます。  2回目では、この氷山モデルの使い方を練習しました。この時には、テキストに載っている事例について、「なぜ、こんなことになったんだろう」「どう支援したらいいだろう」ということについてグループで話し合ったのですが、どのグループもテキスト以上のいい支援策を見つけたのには、こちらもびっくり。「なるほど、その手があったか!」とみんなでいいアイディアを共有しあいました。  これからの私たち…

どんな仕事も楽しくなる3つの物語

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我が家の庭にもあやめがたくさん咲いています!

連休中に『どんな仕事も楽しくなる3つの物語』(福島正伸 きこ書房)を読みました。
ここで3人の方が紹介されています。その中のお一人を紹介しますね。

☆駐車場の管理人さん
 定年退職された後、近所の駐車場の管理人になったAさん。いつも笑顔で挨拶し、名前も知らないお客さんが雨の中、傘もささずに歩いていたら自分の傘を貸し、「満車」の貼り紙をした入り口に雨の日も風の日も立って「申し訳ありません。」と頭を下げる(そんなことをしなくても満車ということは分かるので、他の管理人さんは部屋の中で囲碁をしたり本を読んだり)そんな毎日送っていたそうです。そのAさんが、奥さんのご病気のためこの仕事をやめることになり、今日が仕事最終日という時、管理人室の前にはうずたかく積まれたお別れの品々が何列にもなったそうです。
「いつも傘を貸して下さってありがとう!」「重い荷物を持ってもらって助かりました。」「おじさんに、挨拶の大切さを教えていただきました。」そんな声に送られて職場をあとにされたそうです。

おじさんの最後の言葉は「私にできることは、挨拶することと、謝ることぐらいですから。他に何の取柄もありません…でも私はいつも、自分がやっている仕事を楽しみたい、そう思っているだけなんです…」

この本の著者、福島正伸さんは、こんなことを書かれています。引用しますね。

つまらない仕事はありません。仕事をつまらなくする考え方があるだけです。意味のない仕事はありません。意味のない仕事にしてしまう考え方があるだけです。

のーんびり、楽しく過ごした10連休。おなごり惜しいものの、明日からまた仕事が始まります。
明日は保育所訪問の日。先生方や子どもたちとのおしゃべりや彼らからの学びがとっても楽しみです。

MIM教材活用学習会に

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アーリーバードプラスプログラムのインフォメーションミーティングが終わりました

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健康カフェ とりごえ

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先日、もみの木病院の職員さんの案内で、高知市鳥越にある「健康カフェとりごえ」にお邪魔させていただきました。ここは医療法人恕泉会内田脳神経外科が作った建物で、2階には通所介護施設「あゆみ道場」が開設されています。
 木の力で自然治癒力を高める、という目的もあって県産材としっくいがたっぷり使われているこの建物は遠くからでも人目をひく、ほっとするような外観です。
玄関を入ってすぐの所にあるこのボルダリングに、心を一気にわしづかみにされてしまいました。「やってみたい!楽しそう!」子どもたちが嬉々として登っている姿が目に見えるようです。笑い声まで聞こえてきそう。
 ここは、誰が来てもOKな場所、デイサービスが終わった後は様々なマシンを誰でも使うことができるそうです。


各種教室・行事も盛りだくさんで、子ども食堂も月2回開かれています。
ふと、20年近く前にスウェーデンのストックホルムで、認知症の方たちがお住まいになっている集合住宅を見学させてもらったことを思い出しました。
 入居費無料というのにもびっくりしましたが、1階には素敵なレストラン(おいしくて地域の方々にも大人気)がありその隣では手芸教室、料理教室も開かれていて、入居者も地域の方も誰でも利用できるようになっているのに感激したことでした。

 この「健康カフェとりごえ」も、小さいお子さんから家庭に居場所を見つけづらい若者たち、そして年配の方々まで誰もが気軽に集まって来られる、 “施設とその周りの地域”といった垣根がないあったかくて素敵な「地域のコミュニティ」の場になっていました。

 『子どもの脳を傷つける親たち(NHK出版新書』の著者友田明美さんは、「マルトリートメント(不適切な養育)をする親たちも同じような境遇で育ってきている。これからは、共同子育て=とも育児を行っていこう。共同養育者が多いほど、子どもの脳の実行機能や情動に関わるネットワークが発達する可能性がある。」とLD学会でもおっしゃっていました。

 「健康カフェとりごえ」を見学させていただいて、私たちTOMOはうすも、発達障がいのお子さんたちを支援する「コミュニティ」の輪を広げていきたい、という思いを強くした春の一日でした。




「漢字は字体さえあっていれば、形が判別できればいいのです!」

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2月10日~11日に道村静江先生をお招きして「書かないで、唱えて覚える漢字学習・漢字指導法」講座を開催しました。
「漢字の仕組みを覚える」「唱えて覚える」「体で覚える」「漢字の成り立ちをクイズにして覚える」等々、楽しい覚え方が満載でした。

 伺う話、どれもこれも「へえー、そうなの?」と目から鱗の内容でしたが、特に道村先生の「国は学校の先生たちに強く言っています!字体(骨組み)さえ合っていれば、違う字に見えなければ全部正解なのだと!とめ、はね、はらいなどの先生たちがこだわる整った字形は、第二ステージの課題にすべきです。」という話には、私も含めてみなさんのメモ書きする手に力が入りました。

 このお話の論拠になるのが上記の書籍『常用漢字表の字体・字形に関する指針 文化審議会国語分科会報告 平成28年2月29日』(文化庁編 三省堂 2400円+税)です。
何だか難しいそうな書名ですが、第3章では字体・字形についての国の指針を「Q&A」形式でまとめていてわかりやすいです。その中から一部抜粋しますね。

Q21 漢字の正誤をどう判断するか(P78)   常用漢字表の考え方では、漢字が正しいか誤っているかを、どのように判断する   のですか?
A 骨組みが過不足なく読みとれ、その文字であると判別  できれば、誤りとはしません。  (前略)別の文字と見分けられなかったり、紛れてしまったりすることがなく、その   文字であると判別でき、その文字としての働きをするのであれば、誤りとはしない、   という考え方です。    ですから、漢字の細部のとめ、はね、はらいなどが、字体の違いに影響し、文字の   判別に関わってこないのであれば、その有無によって正誤を分けることはしません。   (後略)
これには ここれには、本当にびっくりでした。漢字指導の際には、とめ、はね、はらいを丁寧に教え、できていない時には「これは間違いだよ、」と書き直させたこともありました。でも 漢字が苦手な子どもたちは、図形を描くような筆順だったり、とめ、はね、はらいができてないことも多いので、いちいちそれを直していたら、漢字が嫌いになるよなあ、と片目をつぶっていたこともしばしばでした。  でも、このお話を伺って、びっくりするやら反省するやら…
道村先生のお話の神髄は「漢字は楽しい!」ということだったように思います。 漢字文化の面白さ、奥の深さ、…

「書かないで唱えて覚える漢字学習・漢字指導法」支援者向け講座が終わりました

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今日は、静岡県から道村静江先生をお招きして「書かないで唱えて覚える漢字学習・漢字指導法」支援者向け講座が開催されました。道村先生は、盲学校に勤務された時に、全盲の子どもたちが楽しく学べる漢字指導法を考案され、その後、小学校に勤務する中で、ひたすら書かせる漢字学習法に疑問をもち、『ミチムラ式漢字カード』を作成されました。
 初めて道村先生のお話を伺った時には、こんな指導法があったんだ!と「目から鱗」が一体いくつ落ちたことでしょう。道村先生をお招きしたのは今回で2回目ですが、やっぱりポロポロ、ポロポロ、鱗が落ちましたよ。今日は、その落ちた鱗を少しだけ紹介!

★やめましょう!書かせるだけのムダな作業は。
  ★子どもが楽しめないんじゃ意味がない!
  ★漢字を楽に覚える方法があるんです!
  ★3年生までが勝負、4年生以降は一気に楽になる
  ☆国は、学習指導要領は先生たちに強く言っています!
「字体(骨組み)さえ合っていれば、違う字に見えなければ
   全部正解なのだ」と!


  ≪参加者のみなさんのアンケートより≫こんな指導法があったんだと目からうろこでした。自分自身が研修を受けて「そうなんだ!」「なるほど」と思うことがたくさんありました。ぜひ子どもたちにも教えて漢字が苦手な子から、好きな子にかえてあげられたらなと思いました。今日は、参加して本当によかったです。私の受け持ちの子どもも、漢字を一画一画うつしていました。パーツで教えることは直感では考えていたのですが、実践には至りませんでした。来週からでも始めてみたいと思います。道村先生の子どもに楽しんでもらいたい!いかに子どもを楽しませ印象づけるか、ということを考えて実践される熱意を感じる研修でした。自分には楽しませるという視点が足りなかったなと反省しました。また「わかった!できた!」の喜びを与えることの大切さを改めて痛感しました。
    明日の保護者向け講座も楽しみす。