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書かないで唱えて覚える漢字学習・漢字指導法は 目からうろこでした②

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【7月28日 教員向け講座は満席】  小中学校で学ぶ常用漢字の仕組みを15年かけてまとめ、そして全ての教科書会社の漢字の字体まで調べ上げた道村先生のお話は「漢字にかけては日本一!」とみんなが納得するほど、説得力がありました。  そして、「発達障害のある子も漢字が嫌いな子も含めて、みんなが楽しく学べるんだな」と実感したのが、全校でこのミチムラ式漢字指導法に取り組んだ以下の学校の漢字習得率のデータでした。

 低学年は覚える漢字の数も少ないので、習得率が90%以上というのは分かりますが、多くの学校では高学年になるほど習得率が低くなっていくのが現状ではないでしょうか?それが上記の学校のデータを見ると 6年生でも90%前後の習得率なのですから本当にびっくりします。
【参加者のみなさんの感想】 ☆目、耳、体などを使って楽しく漢字を覚えていく方法をやってみた  いと思いました。漢字を分解して楽しく覚えられる方法が分かってよ  かったです。低学年の漢字をきちんと身につけることの大切さも感じ  ました。
☆道村先生のお話はすごく納得のいく話ばかりでした。自分自身の指導  を振り返ってみると、ひたすら書かせたり、書き順やとめ・はね・は  らいなど細かい所ばかり気にしていた指導で漢字嫌いをさらに進めて  しまうようなものだったと反省しました。楽しく覚える漢字指導、が  んばろうと思います。 ※はい、私も全く同感!とめ・はね・はらいを気にしすぎて、楽しい漢  字指導、できてなかったです。反省反省。
☆高知で道村先生のお話を、教育に関わる多くの先生方と聞くことがで  き大変光栄でした。地域の学校支援に入る担当をしていて、本当に漢  字で困っているお子さんがいることを実感し、今日学ばせていただい  たことを多くの方にも紹介していきたいと思います。
☆講演を聞き、自分が楽しくなりました。楽しくなればもっと知りた  い、と自然に思えました。漢字が苦手な子どもたちにも楽しんで学  もらえるよう、こちら側が楽しみその工夫をしていくことが大切だと  実感しました。子どもたちに会ってこの指導をするのが楽しみです。
※漢字は今から3300年前の中国で、もともとは神様との対話のため  に生まれたそうです(甲骨文字)。そうしてその後、他部族との意思  疎通のために「表意文字」へと変化していったとのこと。  このような漢字の歴史を見るにつけ、私たちの…

書かないで唱えて覚える 漢字学習・漢字指導法講座 「目からうろこ」①

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今、お盆休みの方も多いのではないでしょうか?花火、よさこい祭りも終わり、高知市内も少し落ち着きを取り戻したようですね。
 みなさんも少しはゆっくり休めたでしょうか?
 私も夏休み中に頼まれたいた講演が半分は終わり、今ほっと一息ついているところです。エネルギーが充電できたところで、7月28日に行われた漢字講座について、目からうろこがいっぱい落ちたことを紹介しますね。

☆やめましょう!書かせるだけのムダな作業は!!
漢字は1本ずつの線の構成、1026字のパターンがある。これをひたすら書いて覚えるなんて、子どもが楽しめないんじゃ意味がない!

☆漢字を楽に書確認ける方法がある!
 基本漢字と部品さえ覚えて書ければ、全部書ける!だから4年生以降が確実に楽になる。

☆指導要領には「字体(骨組み)さえ合っていれば、違う字に見えなければ全部正解」と書かれている。
 とめ、はね、はらいにこだわって、子どもを漢字嫌いにさせないで。

【参加者のみなさんの感想】☆盲学校に勤務しています。通常の学級の先生を主に対象にした講座だ  と認識して参加しましたが、参加して本当に良かったです。道村先  生にエネルギーをもらいました。昼休みに視聴させていただいた、盲  学校でのこの漢字指導のビデオに感動しました。ありがとうございま  した。
☆今までの自分の漢字指導がかなり間違っていたと気づかされました。  学級で漢字が苦手な子どもがおり、個別指導を行っているのですが  その時、その子どもが「カタカナのイがある!」「ノがある」などと  言っていて(なるほど、どういう見方もあるのか)と思っていました  が、今日の研修とつながりました。ありがとうございました。  ※漢字を「カタカナ+基本漢字+部品」でとらえる、ということを教   えていただきました。確かに、漢字の中にカタカナがいっぱい入っ   ているのです。1年生では、カタカナ探しや偏の変化など、漢字に   発見の目を養ってあげることが大切で、楽しいです。
☆初めての参加でした。私は知的障害4年生1名、5年生2名の担任を  しています。3名のうち2名については、2・3年の漢字の読み書き  ができていないレベルです。2学期からは3人の特性を生かしながら  一人一人に合ったリズム(部品を大事にその子なりの覚え方、例えば  体で覚える方法等)で子どもたちに役立つ漢字を覚えさせていきたい  と思いました。
☆…

あなたは最後まで耐えられますか?

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今度の大雨、岡山や広島など西日本は大変な被害となりましたね。  被害にあわれた方、復旧作業を行っている方、ボランティアの方々、この暑さの中、本当にご苦労さまです。  東日本大震災の時にも言われていましたが、避難所生活が大変だそうです。特に発達障害のある人にとっては、本人もご家族も私たちの想像を絶するぐらいの大変さだそうです。  先日、NHKの朝イチの番組の中で、聴覚過敏のある方が避難所で本当に辛かった、と話されていました。「みんな、辛い思いをされているのに、周りに「大きな音が耐え難いです。」とは言えなかった。」と。  このような感覚過敏は、当事者でないと、なかなか分かりません。  今日はイギリス自閉症協会がYouTubeにアップした動画を紹介します。        Can  you make it to the end?(https://www.youtube.com/watch?=Lr4_dOorquQ)   「あなたは最後まで耐えられますか?」 視覚、嗅覚、聴覚過敏のある 自閉症の男の子がショッピングモールに出かけた時の映像(約1分20秒)です。今の時代、情報過多がかなりの発達障害のある人を苦しめているそうです。  私たちは同じ感覚にはなかなかなれませんが、当事者の話を読んだり聞いたり このような動画をみて、彼らの代弁者になるよう努力していきたいですね。

「7月29日(日)の漢字学習・漢字指導法講座は発達障害のある子どもの保護者向けですか?」というお尋ねについてのお答え

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今日(7/3)は大雨でしたね。明日も午前中は、まだまだ警戒しなくてはいけないみたいです。みなさん、お互いに気を付けましょうね。
さてさて 「7月29日(日)の漢字学習・漢字指導法講座は発達障害のある子どもの保護者向けですか?」というお尋ねについてのお答え

 この講座は、発達障害のあるお子さんにとって負担が少なく楽しく学べる学習方法についての講座ですが、それ以外のお子さんもそして私たち大人たちも、漢字の楽しさに触れ、「こんな学び方があったのか!」と「目からうろこ」の講座です。
 漢字はそこそこ覚えているけれど、宿題の漢字はやっつけ仕事のように、義務的に書いている子どもたちってたくさんいますよね。(私もそんな子どもでした)  例えば、「国」という漢字。 まず周りの「口」だけを下まで書いて、次に「王」を上から下まで。最後に「、」をこれまた上から下まで書いて終了、なんて書き方をしている子ども、見かけませんか?
 書けない子どもがいっぱいいるので、そこそこ覚えている子どもはまあいいか、他に指導することはいっぱいある、こんな指導になっていないでしょうか?私は、まさしくこんな先生でした。
 この講座の道村先生の開発した「ミチムラ式漢字学習法」で学ぶと「この漢字のもとの意味はこういうこと?」「昔の人は、こんなことを願ってこの漢字を作ったんだ」「漢字の部品をこんな風に組み合わせるとこういった漢字ができるのか!」と発見がいっぱいです。
 そして、こんな楽しい発見をいっぱいしながら漢字の読み・書きの効率的な覚え方を身に着けることができます。
学級全体でこの指導法で漢字を学ぶと、知った喜び・楽しさが学級の中で共有され、そのうち「書ける!」という自信あふれる姿に、子どもたちが変わっていくそうです。
 今度の講座は、従来の漢字指導法ではなく、新たな視点で漢字を見つめなおす時間です。  そして、「そうだったのか!」という発見と「なるほど!」という納得がいっぱい。まずは私たち大人が漢字を楽しみましょう。

 先生方には、その楽しさを2学期出会う子どもたちにぜひ伝えてあげてほしいです。保護者の方は、一緒にお子さんと漢字を楽しむ時間をいっぱい共有して下さいね。たくさんのみなさんの参加をお待ちしています。
 指導者向け:7月28日(土) 9:30~16:30 3,000円
 保護者向け:7月29日(日…

書かないで 唱える 漢字学習・漢字指導法ってなんのこと?②

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一口に「漢字が覚えられない」と言っても、その原因はいろいろ。
7月28日29日に開催する「書かないで 唱える 漢字学習・漢字指導法」講座の講師道村先生が開発された「ミチムラ式漢字学習法」には次のような、苦手さを補う工夫や手立てがいっぱいです。

 道村先生のご著書から紹介しますね。

【ワーキングメモリー(記憶力)が弱い子ども】
→☆体や動きを使う、具体物を使う、ストーリーを作る
 ☆漢字をすでに知っている部品に分けることで情報量の負担を減らす

【空間認知が弱い子ども=線の場所や方向、長さなどの配置がごちゃご
 ちゃに見えている】
→☆漢字を構成する画数の少ない部品だけを頑張って覚えて、それを組
  み合わせていく

【手先が不器用な子ども=線のコントロールが難しい】
→☆形が整っていなくても、認識できていれば良し、というおおらかな
  指導も必要

【目の使い方が上手でない子ども=書き写すために手本をよく見ようと
 することで疲れてしまう】
→☆書くことより口で言って形を思い浮かべることを優先する

【視覚よりも音声言語や聴覚情報が得意な子ども】
→☆漢字を言葉にして説明できれば覚えやすいという感覚を持てれば、
  避けていた漢字学習に意欲的になれる

【自閉傾向の子ども】
→☆組み合わせパズルのような覚え方が興味を持ちやすい

   『読み書きが苦手な子もイキイキ唱えて覚える漢字指導法』
                道村静江著(明治図書)より

  私は、これほど細かい手立てをして、漢字指導をしていなかったので知れば知るほど、反省するやら、でもこの教材を使って指導したら子どもたち、どんなに楽しいことだろう、とワクワクするやら。

 道村先生のこのご著書のあとがきは…

これはどの先生にもできます。そのためには、まず自分が楽しいと感じ、子どもたちにもこの楽しさを知ってほしいと願うことから始まります。この手法を身に着けたら、先生たちの大きな力になるでしょう。そのためのお手伝いは何でもします。どうぞ気軽に声をかけていただき、私を活用してください。

 こんな熱いメッセージで締めくくられていました。この「先生」という言葉を「保護者」と置き換えても同じです。親子で一緒に漢字を楽しむきっかけになり、子どもたちの学びを楽しんで応援できます。

 この熱い熱い思いの道村先生が、高知においでますよ。ぜひ、一緒に楽しく…

書かないで 唱えて覚える 漢字学習・漢字指導法ってなんのこと?その①

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7月28日(土)、29日(日)に漢字学習・指導法講座を開催します。
 講師の道村静江先生との出会いは、昨年のLD学会の書籍売り場。
漢字の本を片手にお客さんたちに熱く語っている方が道村先生でした。

 その頃、私は学習支援員さんたちと一緒に、漢字や繰り下がりのひき算、MIM教材等、遅れが見られる子どもたちにそれぞれの課題について個別指導を行っていました。

 漢字をなかなか覚えられない子どもたちを見てみると、その原因は人それぞれでしたが、「思い出すとっかかりがあると、記憶の海の中から何とか引っ張り出してくる」そんな感じでした。そこで視覚優位、聴覚優位etcその人の得意な学習方法で一緒に覚えていきました。その中で気が付いたことは…みんな、習得方法は違っていましたが、どの人も「部首」を覚えるとその「部首」を手掛かりに漢字を思い出しやすい、ということ。

「今、4年生なら、4年生までに出てくるキヘンのつく漢字を一気に学
 習すると覚えやすいのでは。ということは各学年で出てくるキヘンの
 つく漢字を洗い出せばいいってことか。でも、そんな時間ないしな
 あ。LD学会で何かヒントになるようなものを見つけられないかし
 ら。」

 こんな気持ちでLD学会に出かけていったので、書籍売り場で
「書かずに 唱えて覚える漢字指導法がありますよ!」と語っていた道村
 先生の所へ、吸い寄せられるように足が向かっていました。
 私「漢字は4年生から数がぐんと多くなって、覚えるのが大変になりま   すよね。」 道村先生「いえいえ、その逆!基本的な部首や部品は1年~3年生まで  にほとんど出てくるから、そこを丁寧にしっかり覚えたら、4年生以  降はそれらの組み合わせなので、覚えるのが楽なんですよ。部首や部  品は画数が少ないでしょう。だから漢字に興味しんしんな低学年のう  ちに、漢字の成り立ちの楽しさを知ったり基本的なルールを身に着け  させたりすると、楽しい漢字学習がスタートできます。」
私「え?4年生からが楽って?」
この言葉にびっくり。
 そして、私が(作ろうかな、いや、でもそれは大変!)としり込みしていた「同じ音をもつ漢字」「同じ部品をもつ漢字」部首や部品が登場する学年、似た形などをまとめた本が作られているではありませんか。 しかも、漢字の楽しい成り立ちもいっぱい書かれてあって、これで漢字クイズ…

仁淀川町でのペアレント・トレーニングが終わりました

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仁淀川町で4月13日から始まったペアレント・トレーニング6回講座が6月15日に終わりました。

 毎回、2時間のトレーニングが終わっても、みなさん、お子さんの話が尽きませんでしたが、この日も「機会があったらまた集まって、自分たちの子育てのその後を語り合いたい。」という嬉しいリクエストがありました。
 トレーニングをしているうちに、ステキな仲間になった私たち。お別れがちょっぴり寂しくなっていたのですが、「子どものいいところをいっぱい見つけて、うんとほめていこう。」という宿題つきで、フォローアップということで9月に集まることになりました。
 みなさん、どんな子育て奮闘ぶりを聞かせてくれることでしょう。また楽しみがつ1つ増えました。

【参加者のみなさんの感想】
☆自分自身が子どもの頃、親にはほとんどほめられて育たなかったの
 で、私には「ほめる」ということがとても苦手で、常に怒られていた
 し自分の子どもにも「教育=叱る」という認識で接していました。ト
 レーニングを受けて、ほめる努力をしだしてから少しずつ子どもとの
 関係が改善されてきたと思います。でも少し気を抜くと、いつもの
 私に戻って怒りまくってしまうので、まだまだ修行しなければならな
 いと思っています。本当にこのトレーニングを受講したかったので、
 お昼の時間に開催されるようになってとても嬉しいです。ありがとう
 ございました。

😊「うまくいきませんでした。」と報告してくれた時も、自分でちゃあ
  んとその原因が分かっていましたね。これこそが、本当の自分の力
  になってる、ってことです。みなさん、着実にそれぞれのペースで
  お子さんといい関係を築けるようになってきていますよ。子どもを
  25%でほめるように、自分のことも25%でほめてあげて下さ
  い。修行は必要ありません。ほめることを楽しんで下さい、ぼち
  ぼちね。

☆子ども25が1歳9か月なので、とりあえず「25%ルールでほめ
 る!」「近くで!」「ぎゅってしてあげたり顔を見てほめる!」を心
 がけていると、小さいながらにも分かっているみたいで進んでいろい
 ろやってくれるようになりました。本当に今まで以上に子どもがかわ
 いく思えるようになりました。

☆自分自身の気持ちの余裕のある時は、ほめ方を考えたり、ほめるポイ
 ントを探したりすることができるけど、予定が詰まっている日や下の
 子に手…

行動分析講座 みなさんの感想

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6月2日の「行動分析講座」受講されたみなさんの感想を紹介しますね。

☆今回、初めての参加で緊張しましたが、先生のあったかい雰囲気の
 中、少しずつ緊張もとけて研修することができました。ほめることの
 大切さを知りながらも性格をほめてしまうことの多さを反省し、「実
 況中継し短くほめる」ことをすぐに実践したいと思います。また、行
 動を3つに分けたり支援策を見つける方法も職員間でやってみたいと
 思います。即、実践できるいろいろな方法をありがとうございまし
 た。

 私たち大人は、ほめるにしろ叱るにしろ、「子どものため!」と思ってついつい、あれもこれも…と長々話してしまいがちですよね。これでは、子どもの心の中に残りません。

「行動を1つ」+「ほめる言葉を一言」

これで、「あ、この行動がいいんだな。」「これでお母さん、先生が喜んでくれる。」と分かります。心に響きます。
これで、いい行動が増えてくるし、他のことまでいい波及効果があるんですよ。

☆初めて参加しました。とにかく時間がたつのがあっという間で、たく
 さんのことを学習することができて大変満足しています。グループで
 討論したり実際にロールプレイしたり内容も充実していました。先生
 の一言一言が大変勉強になりました。ぜひ、明日からの実践につなげ
 ていきたいです。ありがとうございました。今回のような具体的なお
 話が聞けるとありがたいです。また教材や教具もいいものがあれば実
 際に見せていただけると助かります。

 現在、仁淀川町でペアレント・トレーニングとティーチャーズ・トレーニングを1コースずつ、高知市内ではペアトレ1つとティートレを2コース行っています。ここで、保護者のみなさんや先生方から伺う子どもたちや周りの大人の奮闘ぶりが、本当に素敵で私の宝物になっています。そのステキなお話のおすそ分けを喜んでいただけたら、私もとても嬉しいです。

☆理論に基づいての3グループに分かれての話し合いが、とても有意義
 でした。皆さんが、事例の生徒について考えて下さったことが、心強
 く嬉しく、また自分一人ではとても思い浮かばない発想も、大変参考
 になりました。他のグループの発表からもたくさんの引き出しを得る
 ことができました。初めて会う方々ばかりでしたが、皆さん、TOM
 Oはうすスタッフのいい雰囲気の中で充実した時間を得ることができ
 たと思います。

☆明日から…

行動分析講座が終わりました①

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6月2日は「行動分析講座」を開催しました。
本当はゆっくり休みたい土曜日の午前中でしたが、部屋いっぱいになるほど、たくさんの方が参加して下さいました。
 小学校や特別支援学校の先生、保育士さん、保護者、ST(言語聴覚士)、高知市教育研究所や教育センターの先生など、さまざまな職種の方が集合。

 まずはセロトニン(別名幸せホルモン)が出るように意識して、自己紹介から始まりました。「見つめる、ほほえむ、話しかける、触れる、ほめる」のセロトニン5を意識しての自己紹介だったので、会場は笑顔がいっぱい。ふだんから、こんな風にして、子どもたちにも接していきたいですね。

 初めに行動分析の説明をしてから、3グループに分かれて、参加者の皆さんの中から出して下さった3事例について、支援策を考えていきました。
☆考えられる原因 ☆その状況を回避できる支援策
 ☆その子どもにどんな代替行動を教えるか 
 ☆自己肯定感向上のために何をするか

  実際にそのお子さんを知っているのは、事例を出して下さった
 方だけなので、みんなで考えた原因や支援策が妥当なものかどうかは
 分かりません。でも、視点を変えたら、こんなに様々な原因や支援策
 が考えられる、そういうことを学ぶだけでも、これからの自分の実践
 に役立つのではないでしょうか。



  どのグループも悩みつつ、たくさんの支援策を思いつき、3グルー
 プそれぞれのの発表を聞き合う中で、子どもたちへの支援の引き出し
 がいっぱい増えたグループワークでした。

【事例を出して下さったある保育士さんの感想】
 支援に悩んでいた時に、この研修と出会え、事例を取り上げていた
だき、たくさんの支援策をいただけたこと、涙が出そうなくらいの感動でした。自分では最善をいつも尽くしたいと日々頑張っている中で、見えてこなかった支援策がこんなにあるんだと、今日は参加してたくさんの収穫をいただきました。まずは今日の実践を月曜日から取り組んでいきます。

 こちらこそ、事例を出して下さった3人の方々のおかげで「主体的・対話的・深い学び」(ん?どっかで聞いたような…)ができましたよ。
感謝感謝です。

【他の方の感想】
☆とっても楽しくて3時間があっという間に過ぎました。ありがとうご
 ざいました。今日のように実際の事例を使った講座はとても勉強にな
 ると思われました。複数で考えると問題…

はなみずき会の講演会でお話しさせていただきました②

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【ティーチャーズ・トレーニング】 行動分析の仕方を紹介した後は、「ティーチャーズ・トレーニング」 の最初の一番のポイントになる点について、いっしょに学習しました。
 人が人として、すくすく育っていくためには、周りの大人から「ほめられること」「認められること」がとても大切です。注目され、ほめられることで子どもは初めて自信を持ちます。自分への自信は、たくましく立ち直る力を育てます。  この「注目」の力は本当に大きいもの!この力を使って、子どもを育てていきたいですよね。でもでも、この「注目」には、実は2つあるのです。「ほめる」という「肯定的な注目」と、叱る・注意するといった「否定的な注目」。  先生に構ってほしい子どもにとって、先生に注目してもらえる一番 手っ取り早い方法は何でしょうか? それは…物を壊す、誰かを叩く、高い所に登る等々。こんなことをしたら、何を置いても先生はすっ飛んできてくれます。どんなに叱られて、わんわん泣いたとしても、その時は先生を独り占めなので、この行動は減りません。  こんな「否定的な注目」ばかりだと、自己肯定感は下がってしまうし、気持ちがねじれてしまうので、やっぱり「肯定的な注目」をいっぱいして子どもを育てていきたいですよね。
 このようなお話をしたところ、この点については以下のような感想が寄せられました。
☆保育士の関わりが変わることで、子どもたちが変わっていけるこ   とを感じ、頑張ろうと思った。  ☆親御さんもほめてもらった経験が薄い時代だったし、、保育士もな   かなか認めてもらえない今、必死に保育している若い後輩たちが多   いように感じます。全世代の保育士の意識が変わって、子どもだ   けでなく同僚、後輩保育士にも「25%でOK」の誉め、ができた   らいいのにな、と感じています。
  私は今でも、はるか昔、新採4年目のことを思い出します。元気な43人の子どもたち!だんだん学級が荒れてきた頃、友だちにいっぱい愚痴を聞いてもらいました。話し終わると、それまで私の愚痴をじっと聞いてくれていた友だちが、ポツンと一言「夕希ちゃんの話は、子どもの悪いことばっかりやね。」  その時のドキッとした気持ち、後ろめたいような恥ずかしいような気持ちは、今でも忘れられません。  一生懸命、「子どもの悪いところは指摘して直さなきゃ」「これもできてないから教えなきゃ」と、良くない点を見つけもぐ…

はなみずき会の幼児教育講演会でお話させていただきました。①

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5月26日は、はなみずき会(保母養成所、保育専門学校、高知女子大学保育短期大学部同窓会)主催の幼児教育講演会で「気になる子どもの行動分析の仕方と具体的な支援方法」というテーマでお話させていただきました。

 80人ぐらいの参加者だったそうですが、中には90歳を超す人生の大先輩もおいでていて、そのお元気さにあやかりたい、と会の前に握手していただきました。嬉しかったです!

 時間が1時間だったため、前半は行動分析、後半はティーチャーズ・トレーニングの最初の部分をお話しました。
【行動分析のお話】 行動分析するまでに4段階のステップを作って、行動を正確にとらえらえるようになる練習をしました。その第3段階目が…
☆「これは事実?感想?」
 「花子さんが鉛筆をとった」
 「とった」は盗む、というニュアンスが含まれますよね。もうこの時点で先生の主観が入っています。だから事実としては、「花子さんは隣の太郎君の鉛筆を黙って使って返していない。」と表現する方がいいですね。

 こんなステップを踏んで、いよいよ行動分析です。
①問題と思われる行動→②その結果、先生は何をしたか、言ったか。
→③その結果、子どもは何をしたか、言ったか。→子どもの自己肯定感は向上したか、現状維持か,低下か。

 学校の支援会の場合、あらかじめ、ここまでを該当する先生から聞き取り、模造紙に書き出しておいてここから支援会スタートです。
 支援会に参加する先生方といっしょに、この問題行動(と思われる)の前に何があったか、何が原因か、みんなで思いつく限り出し合います。
 そして、その行動が起こらないように環境調整・回避する方法を
考えたり、子どもに教えたいその行動に代わる代替行動をひねり出したり、全員で一生懸明命考えます。
 この作業は、明るい未来に向かってのアイディアを出す場で、「これ、どうかなあ?」「うん、それいいかも。」「こんな方法もあるんじゃない。」「あの子、それには飛びつくかも。」などなど、会話がはずみます。
 みなさんの顔も明るくなり、とっても楽しい作業で、私は大好きなんですよ。

 本当は、この作業を講演の参加者のみなさんと一緒にしたかったのですが、限られた時間なので、私が1つの例として支援策を紹介して行動分析のお話は終了しました。

 ものすごく、ビュンビュン飛ばした内容だったので、会場のみなさんには、「6月2日 ソーレで行動分析の学…

ティーチャーズ・トレーニング始まりましたよ。

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5月18日(金)は仁淀川町で、19日(土)は高知市でティーチャーズ・トレーニングがスタートしました。

 仁淀川町のメンバーは、新採1年目の保育士さん、養護教諭、そして地域の方でいつも子どもたちを温かく見守って下さっている学童保育の指導員さんという顔ぶれです。1週間の最後の日、しかも仕事を終えて18:30にかけつけて下さいました。

 高知市のグループは、保育所、小学校、特別支援学校の先生たち、言語聴覚士、保健師、そして高知市教育研究所の先生というメンバー構成です。中には、徳島から参加されている保育士さんもおいでます。

 毎月1回、合計6回の講座、つまりこれから半年間のお付き合いとなります。こんなに熱心な方たちと一緒に学べること、本当に嬉しいです。

 1回目のテーマは「行動を3つに分ける」。「好ましい行動」「好ましくない行動」「危険な行動・許しがたい行動」に分けて書いていきました。
なぜ分けるかというと、それぞれ対処の仕方が違うからです。そして、子どもをほめるための下準備でもあるんですよ。

☆「好ましい行動」→肯定的な注目(ほめる、認めるなど)
☆「好ましくない行動」→上手に無視して待ってほめる
☆「危険な行動」   →やめるよう指示する

 このように「行動」を記録すると、こんな効果があります。

◎対象の子どもをそれまでより冷静に見られるようになる。
◎見逃していた「好ましい行動」に気付ける。
◎問題行動が多いと思っていた子どもも、許しがたい「危険な行動」 
 は意外と少ないことに気付く。

この行動を書く時のコツは、映像が浮かぶように書くこと!つまり具体的に書くことです。「朝のしたくをする」とまとめて書くと、パーフェクトにできた時しかほめられません。「かばんからタオルを出す」「タオルをフックにかける」「かばんをロッカーに入れる」と1つ1つ行動を書いていくと、一部できただけでも「タオルをかけたね。」などどほめられます。
それに、行動を具体的にほめると、子どもにも「何をすれば先生にほめられるか」がわかりやすくなります。「ほめながらしつけをする」「ほめながらスキルを学ばせる」ことになるのです。

 詳しくは、この本をぜひご覧になって下さい。毎年、高知にお招きしている河内美恵さんも執筆されています。
『保育士・教師のためにティーチャーズ・トレーニング』(上林靖子監修、河内美恵・楠田絵美・福田英子編著…

小学校での「みやもっち体育」

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今日のお仕事場は、仁淀川町のある小学校。ふと窓の外を見ると、みやもっち先生がやってくるではありませんか。
 月曜日に、保育所で初めて宮本先生に出会い、あっという間に「みやもっち体育」の大ファンになったので、嬉しいびっくりでした。
 聞いてみると、今日は1・2年生とはジャングルジム遊び(鉄棒運動の前段階)、3・4年生とは逆上がりの授業をされるとか。
 ということで、まるまる2時間、参観させていただきました。

まずは1・2年生のジャングルジム遊び。ただ登るのではなく、
「握る」「握り直し」をしっかり教え、「こんなのできるかな?」といろいろなポーズに挑戦。初めは、ちょっぴりこわがっていた子どもたちも、みるみる恐怖心が吹っ飛んでいきます。

  そうして、膝や腕、足の関節などを曲げて、しっかり体を固定できるように見せ、「これは、かぎ。かぎで体を落ちないようにするんだよ。」と実演します。
 すると、みーんな、こんな風にしっかり体を固定して、かっこいいポーズができました。こういう遊びを十分することで、鉄棒の学習に無理なく進んでいけるのですね。


  お次は3・4年生の逆上がりの授業です。授業の前から、何人かの子どもたちが「逆上がり、できません。」「むり!」とつぶやいています。分かる分かる、その気持ち。何を隠そう、私も逆上がり1回もできたことないのです。
 みやもっち先生のことだから、最初から逆上がりはやらないだろうなあ、と思っていたら、案の定、ぶら下がる、ところから始まりました。 苦手な子どもも「これは無理。」とは思わないぐらい、スモールステップなので、みんな、尻込みすることなく、取り組んでいきます。
 こんな風にのけぞること、背中に力を入れること、これをしっかり やることで、自然に足が上がるようになっていきます。
 これは渡り廊下にあった桟板を斜めに持って補助しているところ。
 このように体がまっすぐになったら、もう後は簡単です。
 たった1時間の授業で、苦手意識がいっぱいで、最初は顔が曇っていた子どもたちがみんな、にこにこ笑顔に変わりました。  本当に晴れ晴れとした素敵な笑顔。見ている私も、本当に嬉しかったです。
 ジャングルジム遊びや逆上がりの運動構造をきちんと分析し、そして子どものつまずきの原因を一目で把握できるからこそ、こんな楽しい授業になるのでしょうね。
 見れば見る…

 みやもっち体育、すごい!

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連休が明け、月曜日も火曜日も仁淀川町の保育所におじゃましてきました。子どもたちは元気いっぱいでかわいいし、先生方は本当に熱心!
 お昼寝タイムに先生方と子ども支援のための学習会をしているのですが、先生方から具体的な悩みやら「こうやっています。」といったステキな話の数々を伺うことができ、一緒に今後の支援策を考えるのがとっても楽しいです。

 月曜日は、ある保育所に「みやもっち体育」で有名な宮本忠男先生がおいで、年少グループと年長グループに分かれて、運動遊びを行っていました。何年も前から、「みやもっち先生の運動遊びが本当に楽しくて子どもたちが生き生き活動する」と伺い、ぜひ参観させてほしかったのですがその機会がありませんでした。それが念願かなって、とうとう月曜日に実現したのです。

これは年少グループ。上のはしごのようなもの、「ラダー」といってスポーツ店で3,000円ぐらいで売っているとか。ここをけんけんしながら通って、下のようないろいろな遊びをします。このケンパ遊びは、けんけんしたり、両足でぽんっと中に入ったり…両足を意識して使うので不器用さがだんだん軽減されていきますよね。それに、はみ出さないようにしようと意識することで、衝動性のある子どもには体のコントロールにもつながっていきます。必ずここを通って次の活動をするので、20回以上は、知らず知らずのうちに、このケンパ遊びをやっていることになります。

ラダーを通ったら、お次は先生の足くぐり。腹這いになるので、体幹も鍛えられます。おまけに先生にこちょこちょされて、「キャッキャ」という歓声が。この触れ合いが本当に楽しそう。

さてさて、今度は薄い布が出てきて、先生がふわーっとふくらませました。布が上がったり下りたりしているので、上がっているところを見計らって、くぐりぬけないといけません。タイミングをはかる練習できますね。年少さんたちなのに、みんな上手!

「次は何なに?」と見ている方もわくわくして待っていたら、今度はマットの登場。先生がマットを立ててその間を通り抜けます。こんなの簡単!と思いきやマットの幅がだんだん狭くなってくるんですよ。その間をすり抜けるのです。ボディーイメージが十分に育っていない子どもにも、「この間隔ならマットにさわってしまう。」そういうことが実感できる遊びですね。

こちらは年長さんグループ。竹馬に乗る最初の指…

発達障害の子がいる保育園での集団作り・クラスづくりQ&A

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皆さん、連休、いかがお過ごしですか?新年度、突っ走ってきて、やっと連休になだれこんだ、そんな方も多いのではないでしょうか?
 私は、この3月末で小学校教員を退職しましたが、毎年、息も絶え絶え状態で待ちに待った連休に突入していました。そしてこの連休でリフレッシュ、充電して、また子どもたちに向かい合ったことでした。

 さて、今日は、連休明けの実践にすぐ役に立つ本を紹介します。
以前、紹介した福岡寿さんの『発達障害の子がいる保育園での集団づくり・クラスづくり』の続編『発達障害の子がいる保育園での集団づくり・クラスづくり Q&A』です。

 「保育園での…」とあるので、保育園・幼稚園でしか役に立たないのかな、と思いきや、いやいや、小学校や特別支援学校にも当てはまることがたくさん!結局、大切なことの基本はどこも同じ、指導・支援の一番の根幹がかかれている本でした。  

 前書のポイントは以下の6点。
①個別対応の必要な園児を集団に参加させていくためには、まずは活
 動に参加しようとしている9割の園児をまとめていくことが大切。
②そのためには、声がけで園児を集めるのではなく、活動で集めてい
 く。
③保育士は、思いつきの活動やルールを提示しない。
④園児たちがわくわく・どきどきできる骨太の活動を組み立てていく。
⑤こうした取り組みを継続するなかで、発達障害のある子の不安感や戸
 惑い、苦手さを理解しながら、徐々に園やクラスの中に安心していら
 れる場所を確保し活動に興味をもって参加できる工夫をしていく。
⑥そのために加配保育士の仕事は、集団に参加することの苦手な発達障
 害のある子と、集団から離れた場所でマンツーマンでの関わりを続け
 るのではなく、黒子となってクラスの活動にどのように関心を向けさ
 せていくかを常に考え続け手がかりを探っていく仕事。

 ここに出てくる「園児」を「児童・生徒」に「保育士」を「教員・支援員」に「活動」を「授業・学習」に置き換えてみると、まさしく学校現場での教育にぴたりと当てはまります。そういう意味でも、この本はおすすめなのですが、この続編『…Q&A』には福岡さんが保育現場を1,000回以上巡回して、アドバイスしたことや現場の先生方から学んだ素晴らしい具体的支援策がいっぱい。明日からの実践にそのまま役立つものや参考にできる内容がもりだくさんなので、ぜひ一度手にとってみて下さい。

4月30日 NHK「あさイチ」「大人の発達障害」を見ました。

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4月30日 NHK「あさイチ」の特集番組を見ました。
今回は「発達障害 困りごととのつきあい方」というテーマでした。
主に、以下の困りごとについて、当事者の方たちが語って下さっていました。

ASD :コミュニケーション、感覚過敏
ADHD:忘れ物、片づけ
LD  :読み書き、計算

 みなさん、それぞれ感覚過敏があるので、事前に打ち合わせをして番組のセットも、なるべく参加者のみなさんへの負担が少ないように準備したそうです。


 照明は普段の半分ぐらい、座り心地がいいように上のようなスタイルで…でも途中から「後ろの水槽のモーターの音が気になる。」という方がおいでたため、モーターの電源を切りました。

 いろいろな体験談が語られましたが、特に心に残ったのは、ADHDの女性の方の「片づけができない。」というお話でした。
 ご自宅の部屋の映像は、確かにものがいっぱい、散乱しています。でも彼女はこれは嫌だと言うのです。
「私は、こんなに散らかっているのは嫌です。ものがありすぎて、余計落ち着かなくなる。きれいにしたいのですが、それができません。」
 確かに刺激がありすぎますものね。

「例えばジュースを飲んだとします。空き缶ができるけど、次、それをゴミ箱にいれよう、とは思わない。空き缶ができた、で思考が止まってしまうんです。」「ものを使ったら、それでおしまい。元の所に戻す、という風に思考が働かないのです。」
なるほど、そういうことか!うまく説明できませんが、妙に納得してしまいました。
 何人もの人が「同じ同じ。」と賛同されていました。

ある人の対処策は「私は、附箋をいたる所に貼っています。それを見て片づけたりしているんだけど、そのうちだんだん附箋を貼らなくてもできることが増えてきました。」というものでした。

 定型発達の人たちからすると、はかり知れないほどの苦労をされている話が満載の番組でした。
特に「光が目に刺さる」「スーパーマーケットは音の洪水で、帰宅したら疲れて寝込んでしまう」といった感覚過敏については、私たちには、なかなか想像できない世界です。
 でも少しでも寄り添い、できることは支援していきたいですね。当事者の方のお話を伺う機会は少ないかもしれませんが、書籍としてはたくさん出版されていますので、ぜひ読んでみて下さい。
 今回は、日本人の当事者が書いた本を紹介しますね。






今週のおすすめ本

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前週から仁淀川町内の公立の保育所全園を巡回させていただいています。子どもたちの午前中の活動の様子を観察し、いっしょにおいしい給食を食べ、お昼寝タイムに先生方と子どもたちへの支援策など、いろいろ話し合っています。そのうちにおやつまで出てくるんですよ。😋
 かわいい子どもたちに癒され、そして一生懸命取り組んでいる先生方から元気をもらう楽しい毎日です。

 これを機に読み直した本があります。
福岡寿さんの『発達障害の子がいる保育園での集団づくり・クラスづくり』(エンパワメント研究所)。

 以前、小学校で大事なのは中間層の子どもたちをどう安定させていくかが学級作りのキーであり、それが結果的に発達障害のある子どもの支援にも有効」ということを、このブログに書きました。

 福岡さんのこの本の第1章には、まさしくこのこと=「発達障害のある子にとって、何よりもクラスの環境づくりと集団づくりが大切である」ということをまとめられています。

第1章「発達障害の子にとってわかりやすい「集団」づくりのポイント
☆登園後の自由遊びの時間、クラスの活動に工夫を
 ☆そのつど指示を出し続けるクラスと、園児たちが先を読みながら
  動けるクラス
 ☆思いつきの説明をしない、思いつきのルールを出さない
 ☆待たせすぎず、テンポよく、思い切りやれた!という工夫を
  etc

第2章「複数の保育士が連携したクラス運営」
今日もある保育所を訪問しました。お客さんの私が教室に入ってい
 くと、みんな興味津々。給食をいっしょに食べると、いっぱい話しか
 けてくれ、ついついおしゃべりに花が咲き…気が付くと給食が全然す
 すんでいない!いやあ、これは私が原因、大反省でした。😅
  このように複数の保育士がいる場合、相互にどう連携していくか、
 がとても大事になりますよね。これについては、第2章できっちりま
 とめられています。
☆複数であってもまるで1つの人格のような抜群のチームプレイで
 ☆加配保育士は黒子に徹する
 ☆主の保育士と加配保育士の連携で、発達障害のある子を集団の活動
  に巻き込んでいく

第3章「発達障害児のこんな場面~具体的かかわりを考える~」
とにかく支援方法が具体的に書かれていて、とても参考になります
  よ。
☆部屋から出て行ってしまったG君連れに行く?戻ってくるのを待
  つ?
 ☆とにかく不安、いつも「おんぶ」や「だっ…

仁淀川町でペアレント・トレーニングを始めました。

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4月13日(金)から、仁淀川町大崎保育所を会場にペアレント・トレーニングを始めました。
参加者は11名のお母さん方。
1回目は、ペアレント・トレーニングの概要の説明と「行動を3つに分ける」という課題。子どもたちの行動を
☆好ましい行動(あたりまえの行動でもOK)
☆好ましくない行動
☆危険な行動、許しがたい行動
に分けていきました。

 なぜ、3つにわけるか分かりますか?私も初めてこのトレーニングを受けた時には、その答えを聞いて「うーむ。」とうなりました。

 その答えは、この3つの行動に対するこちらの対処法が違うからです。
 それまで、好ましくない行動も危険な行動も、全部同じように叱っていた私は、大反省したことでした。

では「好ましい行動」に対してはどうするか、というとほめます。
当たり前のようでいて実は、どのタイミングで、どの位置で、どんな表情・声で、何といってほめるか、結構難しいのです。

 「ほめる」ということについては2回目のテーマなのですが、簡単にほめ方の練習をしておいたところ、お母さん方、さっそく実行された方がおいでました。

 そしてこんなエピソードを話して下さいました。
子どもが片づけをしていたので、練習したように近づいて笑顔で「上手に片づけているね、えらい。」とほめたら、子どもが顔を隠して片づけが止まってしまった。「どうしたの?」と聞いたら、子どもが「恥ずかしい。」と一言。「お母さんがこんなにほめたらいや?」と聞くと「嬉しい。」とのこと。でも片づけは止まってしまったのだが、良かったのだろうか。という質問でした。

 何て微笑ましいのでしょう。ほめられたお子さん、とっても嬉しかったんでしょうね。にこにこ笑顔のお2人の姿が目に見えるようで、私まで嬉しかったです。
 この場合、片づけは止まったとしても、お母さんにほめられることが子どもにとってどんなに大きな喜びなのか、お母さんも実感されたことと思います。いいコミュニケーションの始まりですね。素敵ステキ。
ペアレント・トレーニングは、このように参加者のみなさんの成功談、失敗談もみんなで共有しながら、進めていきます。いろいろな体験談を共有することが、自分の引き出しを増やすことになるし、話しながら、また伺いながら「なぜ失敗したか。」が自分でわかるようになるのです。

 楽しみながら、このような力を身につけていきません…

NHK  あさイチ 「発達障害かも」と言われたら…

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今週月曜日(4/16)、NHKの「あさイチ」と言う番組で
「発達障害かも」と言われたら…という特集の放送がありました。

お子さんのことが心配で、やっとの思いで病院に行くと「グレーゾーン。」という診断だった、親はどうすればいいんだろう、というたくさんの保護者の方々の悩みが語られていました。白黒はっきりすると対応の仕方も分かるのに、と。
確かに、最近、はっきり診断名を書かないドクターも多いと聞きます。そして実際、「本当の発達障害か、様々な要因が重なってそれに似た様相を呈しているだけなのか、なかなか見極めがつかない。」とおっしゃるドクターもおいでました。


私も学校現場にいて、見極めが難しい場合も少なくない、というのが実感です。保護者の方々の「大丈夫だろう。いや、でももし発達障害だったら…」揺れ動く気持ち、どれだけ不安で辛いことでしょう。
この番組が始まって1時間ほどでお悩みのメール、FAXは3200通を超しました。それだけ困っている人が多い、ということでしょうね。

でも特別支援教育というのは、「診断があるから支援する、ないから支援は必要ない」というのではなく「診断のあるなしに関係なく、必要がある人にはその人に応じた支援をしていく」というものです。

教育現場のほとんどの先生方は、寝る時間も削って一生懸命取り組んでいますが、子どもたちのニーズが多岐にわたってきて、なかなか支援が追い付かないというのが現状だと思います。

その子どもにとって「できた!」「楽しい!」「嬉しい!」を1つずつ
増やしていく、そういう支援の輪を教育現場だけでなく、いろいろなところで広げていきたい、TOMOはうすもその1つになれたらいいなあ、と番組を見ながらつくづく思ったことでした。

ちなみに、NHK 4月30日(月)8:15~ 「大人の発達障害」の特集番組を予定しているそうです。




新年度、おすすめの本

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今日が入学式、という学校も多かったのではないでしょうか。
私は3月末で退職しましたが、来週から週に2日は仁淀川町で勤務することになりました。その他の日は、TOMOはうすの活動に専念できそうで、わくわく!張り切っています。

さて、新年度にふさわしいおすすめの本を紹介しますね。

『特別支援教育がわかる本3 通常学級でできるトラブル・行動問題への対処 (内山登紀夫監修 温泉美雪著 ミネルヴァ書房』

新しい学級のスタート、いろいろ気になるお子さんが目につくことでしょう。 でも、そのお子さんにどう対処しようとそこだけにやっきになると、あっという間に学級が崩れていきます。実際に私も若かりし頃、学級を崩壊させてしまうというつらくて悲しい思い出があります。
 学級集団を分析すると、2割の安定層、6割の中間層、2割の特別支援が必要な層、の大きく3段階に分けられると言われています。この6割の中間層をいかに安定層に近づけるかが、今後の学級経営のカギなのです。まずは、学級全体を落ち着いたクラスにすることが、全ての子どもへ支援をいきわたらせることになります。
 この本は、具体的な事例(ケース①勝手な行動をするあきら君 ケース②トラブルが絶えないひでと君…)をあげながら、3ステップの支援の流れを示しています。
【①クラス全体へのはたらきかけ】→【②その子どもとの関係づくり】→【③その子ども  への直接的なはたらきかけ】
学級全体が落ち着いていないと、気になるお子さんにいくら個別の支援をしても、効果が上がりづらい、という場面をよく見てきたので、この本の「3ステップの支援」には大賛成!と思いました。
★「まずその場で、気づいたときにすぐにできる支援」 ★「その場での対応、これはNG」 ★「こういう視点が必要です」 ★「背景要因をさぐってじっくり支援」
などなど、かわいいイラスト満載でとてもわかりやすいです。



MIM教材についてお話させていただきました。

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仁淀川町は大雪今年になって、仁淀川町はほぼ毎日粉雪が舞っています。 特に三連休あけの13日はこの大雪!積雪30㎝でした。臨時休校になることをひたすら願っていたのですが、残念ながらそうはならず、ハラハラドキドキで出勤しました。
 1月末に南国市の三和小学校にお邪魔したのですが、海に近いだけあって山国の仁淀川町とは別世界でした。校内研でMIM教材の紹介と模擬授業をさせていただいたのですが、先生方はみなさん熱心で、とても楽しく研修ができました。  MIM教材は、全国的には広がりつつありますが、高知県内ではまだあまり知られていません。  三和小学校が核になって南国市にも広がっていくといいなあ、と思いつつ帰途についたことでした。

高知県保育士会研究大会でお話させていただきました。

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昨年12月3日に、高知県保育研究集会で第4分科会を担当させていただきました。
定員いっぱいの120名の保育士さんの参加、ということでちょっぴりドキドキしながらの分科会でしたが、みなさん、とっても意欲的で熱心に話を聴いて下さったり、ロールプレイしたりで、私も一緒に楽しく学ばせていただきました。

この日のテーマは「気になる子どもの行動の分析の仕方と具体的な支援方法」。

【主な内容】
1。行動のとらえかた

2.子どもの行動は、必ず次の4つに分かれる。
  ☆逃避  ☆要求  ☆注意喚起  ☆自己刺激
3.同じ行動でも(例 プレイルームから飛び出す)この4つのどれなのかを見極めるこ
  とで、その対応の仕方がかわってくる。
4.「要求」と「注意喚起」の行動に特に有効な対処方法をロールプレイしながら
  学ぶ。

 先日、担当して下さった先生から、分科会の記録と参加者のみなさんのアンケート結果を送っていただきましたので、紹介しますね。

☆分科会記録   

☆参加者アンケート