日本ペアレント・トレーニング研究会大会で実践報告

9月15日~16日、国立障害者リハビリテーションセンター―学院で開催された「日本ペアレント・トレーニング研究会大会」で実践発表をしてきました。

私の発表(2日目)は、以下の内容です。
①2012年から、いの町(ふくし保健課主催)、仁淀川町(教育委員会主催)、須崎(須崎
 福祉保健所主催)、そして高知市(TOMOはうす主催)でペアレント・トレーニングを
 行ってきたこと
②2017年度から、高知市(TOMOはうす主催)、仁淀川町(教育委員会主催)、そして
 2019年度からは高知市内の病院職員さん向け(内田グループリハビリテーション部主
 催)にティーチャーズ・トレーニングを行っていること
③ペアトレ、ティートレのそれぞれの成果と課題

 まさか、こんな大会で実践発表するなんて考えてもみなかったので、参加者の詳しいデータや評価アンケートの内容等細かい資料が十分には整っていないざっくりした発表となってしまいました。(お恥ずかしい!)もちろん、参加者のみなさんの子育てに対する困り感が激減したことは事実なのでそれは伝えましたよ!

 1日目の厚労省鈴木久也先生から、子育てが難しくなっている、ということを様々な資料をもとに伺いました。
☆核家族世帯の増加→子育ての文化がとぎれてしまった
☆共働き世帯や一人親世帯の増加
☆虐待を受けた児童数の激増
→親支援は国の緊急課題

そこで全国では様々な方を対象としたペアレント・トレーニングが行われていることもうかがいました。
・虐待をしてしまった保護者対象
・里親さん対象
・発達障害のある保護者対象  などなど




 ペアレント・トレーニングは料理に例えるなら「レシピ」。レシピがあってこそ、「我が家はお砂糖控えめに。醤油は多め。香辛料をちょいたしして…」という各家庭の味ができます。子育ての文化が途切れてしまった今だからこそ、その基本となるレシピ=ペアレント・トレーニングを早くいろいろな家庭に伝えていきたいなあ、とつくづく思ったことでした。

 2019年度のTOMOはうす主催のペアレント・トレーニング、今ちょうど行っているところですが、多くの方から「もう今年度中の開催はないのですか?」というお問い合わせやご要望をいただいたため、1月から3学期コースを急遽開催することになりました。 
 詳しくはHPの実施要項をご覧になって下さいね。
 


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