「アンガーコントロール&おすすめ教材紹介」講座が終わりました
前半の「おすすめ教材紹介」コーナーでは、主にTOSS教材のフラッシュカードなどをたくさん紹介させていただきました。朝の会や授業のすきま時間に使えて、ワーキングメモリーや視知覚機能等を鍛えることができるので、一押しです。
また私が大好きなのは『アタマげんきどこどこ』という絵本です。現在10巻まで出版されています。出てくるキャラクターを探すだけではなくて、数を数えたり、状況を理解してお目当てのキャラクターを見つけたり、と楽しみながら「ちょっと覚えたり」「目をいっぱい動かしたり」する仕掛けがいっぱい!絵本に書かれている問題だけでなく、自分たちで問題を作ることができるので、出題しながら人と人とのやりとりもうまれます。
後半は「アンガーコントロール」を一緒に学びました。
私の大学院在学中の修論のテーマは「広汎性発達障害(※今ではこのような表現はしませんが…)の自己他者理解」でした。この時に作ったのが「7段階の気持ちの温度計」、そしてキャロル・グレイが考案した「コミック会話」の手法も活用して修論を完成させたことでした。
この「7段階の気持ちの温度計」は、主に自閉症のある人たちに役立てるように作ったのですが、通常学校に勤務した際にも、この温度計とコミック会話は、SSTを行ったり子どもたちのもつれた人間関係をほどいたりする時も大活躍!
一度分かりやすくまとめて、みなさんにお伝えしたいと思っていたので、この「アンガーコントロール」講座が開催できて、私自身もいい学びなおしができました。
参加して下さった皆さん、本当にありがとうございました。
気持ちの温度計 |
【参加者の皆さんの感想】
☆コミック会話を実際に描いてみたのが、とてもよかったです。やれそうだなと思いまし
た。教材紹介も参考になり、読んでみようと思いました。
☆アンガーマネジメントの話は以前に聞いたことがありましたが、理論をかみくだいての
内容だけでしたのであまり自分とつながった感じがしませんでした。今回の講座は、具
体的な事例や魅力的な教材の紹介もあり、自分(仕事)とつながりました。試してみ
たいものがいくつもありました。
☆トラブルが起きた子に事情を聴くときのききかたが、ほめることもできるのか、ととて
も新鮮でした。実践してみたいと思いました。ロールプレイが分かりやすかったです。
☆コミック会話の使い方を詳しく知りたかったので、とても勉強になりました。主人も来
たがっていましたが、息子を見てくれる人がいなかったので、留守番でしたが、次回、
またこの講座がある時には主人に参加してもらおうと思っています。
☆TOMOはうすの講座はいつもリラックスして受講、参加できます。人はリラックスして
いる時が一番学べるとのことで、きっとそういうことも考慮されているのかなと思いま
す。本日は演習もまじえながら具体的に教えていただき、とても勉強になりました。明
日からさっそく使ってみたい感じです。学校で広めたいと思いました。
☆コミック会話の描き方が具体的にわかってよかったです。やってみよう、やれると思い
ました。会場からの他のみなさんからの質問が、自分がふと湧いたまま忘れていた質問
と重なっていて、理解度が進みました。アンガーエクササイズの中の「新聞突撃!」と「くしゃくしゃ丸め」いいですね!豊富な内容が整理されて伝えてもらえ、とてもとても
分かりやすくためになりました。
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