はなみずき会の幼児教育講演会でお話させていただきました。①

 5月26日は、はなみずき会(保母養成所、保育専門学校、高知女子大学保育短期大学部同窓会)主催の幼児教育講演会で「気になる子どもの行動分析の仕方と具体的な支援方法」というテーマでお話させていただきました。

 80人ぐらいの参加者だったそうですが、中には90歳を超す人生の大先輩もおいでていて、そのお元気さにあやかりたい、と会の前に握手していただきました。嬉しかったです!

 時間が1時間だったため、前半は行動分析、後半はティーチャーズ・トレーニングの最初の部分をお話しました。

【行動分析のお話】

行動分析するまでに4段階のステップを作って、行動を正確にとらえらえるようになる練習をしました。その第3段階目が…
☆「これは事実?感想?」
 「花子さんが鉛筆をとった」
 「とった」は盗む、というニュアンスが含まれますよね。もうこの時点で先生の主観が入っています。だから事実としては、「花子さんは隣の太郎君の鉛筆を黙って使って返していない。」と表現する方がいいですね。

 こんなステップを踏んで、いよいよ行動分析です。
①問題と思われる行動→②その結果、先生は何をしたか、言ったか。
→③その結果、子どもは何をしたか、言ったか。→子どもの自己肯定感は向上したか、現状維持か,低下か。

 学校の支援会の場合、あらかじめ、ここまでを該当する先生から聞き取り、模造紙に書き出しておいてここから支援会スタートです。
 支援会に参加する先生方といっしょに、この問題行動(と思われる)の前に何があったか、何が原因か、みんなで思いつく限り出し合います。
 そして、その行動が起こらないように環境調整・回避する方法を
考えたり、子どもに教えたいその行動に代わる代替行動をひねり出したり、全員で一生懸明命考えます。
 この作業は、明るい未来に向かってのアイディアを出す場で、「これ、どうかなあ?」「うん、それいいかも。」「こんな方法もあるんじゃない。」「あの子、それには飛びつくかも。」などなど、会話がはずみます。
 みなさんの顔も明るくなり、とっても楽しい作業で、私は大好きなんですよ。

 本当は、この作業を講演の参加者のみなさんと一緒にしたかったのですが、限られた時間なので、私が1つの例として支援策を紹介して行動分析のお話は終了しました。

 ものすごく、ビュンビュン飛ばした内容だったので、会場のみなさんには、「6月2日 ソーレで行動分析の学習会を3時間かけてやります。」と宣伝したことでした。

 興味のある方は、ぜひおいでて下さい。
 実施要項は、こちらからどうぞ!

 後半のティーチャーズ・トレーニングについては、また明日のブログで紹介しますね。

 




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