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松本先生の「MIM研修会」

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   2月14日は高知大学教授の松本秀彦先生をお迎えして「MIM研修会」を開催しました。  松本先生のお話は、しっかりした研究から出された具体的なデータが分かりやすくてすごい説得力!「ようし、頑張るぞ」と勇気がこんこんと湧いてきました。  私の前職場の同僚たちは「松本先生のあの緩さがいいんだよねえ」と松本先生が大好きでした。それは、本当に楽しそうにMIM教材のこと、子どもたちとのやりとりの様子等を語って下さるから。そこにMIM教材の素晴らしさやしんどい思いをしている子どもたちへの温かなまなざし・支援を垣間見たからではないでしょうか。  では参加者のみなさんから寄せられた感想を紹介しますね。   松本先生のわかりやすく整理された MIM の理論と実践に引きこまれました。 理論では、合理的配慮、異なるものを等しく扱う差別、違う方法で勉強することが大切、勉強したいんだという気持ちを大切にする、ヒントカードやサポートカードなどの安心材料をそろえる、音の認識、音韻性をまず育てる、 9 歳までの適切な教育などがとても心に残りました。 また、実践例では、かたまり読み、それぞれに用意して取るカルタ、やってみようトントンリズム、やってみよう あたまとり、しりとり、読み聞かせの紹介がなるほど!と思いました。 しりとりでも、「りんご」「ごのつくものはなあに?」「ゴリラ 」「 らのつくものはなあに」という、みんなで楽しみながらやる方法もとてもいいなあと思いました。 担当クラスの中学生男子生徒、読み書きが苦手で、でもとても上手くなりたいと思っている、でも心の垣根が高くてなかなか入り込めない生徒のことをずっと思い浮かべながら聞いていました。 iPad デジタル版、魅力です。 昨日図書の予算があるので、希望図書を出してくださいと事務から言われました。学校に以前買ったパッケージ版が一つあり、使用していますが、もう一つ希望しようと思いました。以前買った時は小学館に直接電話して取り寄せたのですが、その時、「個人では買えませんよ」と言われたので「学校です」と言うと「じゃあいいです」と送ってもらいました。 でも家庭で求めたい場合もあるよなあ、なぜ学校でないといけないのかな?と疑問に思ったことを思い出しました。 6 年前くらいの話です。今はそうではないかもしれませんが。久武先生の

2020年度のアーリーバードプラストレーニングが終了しました

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   2020年度のアーリーバードプラストレーニングが2月13日(土)に終了しました。 前半は、今まで学んできたことの復習を行いました。  ふだんのトレーニングは毎週毎週行いますが、この日は8セッションが終わり3ヶ月後のフォローアップということで久しぶりにみなさんにお会いしました。「わあ、お元気でしたか?お子さんも?」と、お顔を見るだけで嬉しい!やはり〈8セッション+2回の家庭訪問〉という密度濃いこのプログラムで、すっかり大切な仲間の輪ができたなあ、と実感するひとときでもありました。 【みなさんの感想 一部紹介】 ☆以前は、自閉症に対してネガティブなイメージだったが、彼らの考え方などが少  し分かるようになってからは、1つの個性としてすんなりと受け入れられた。  言葉の数をとにかく少なくする、単純明快に、を心がけるようになった。  アーリーバードで学んでから、なぞだらけだった息子の行動が少し理解できるよ  うになった。(保護者・父) ☆行動に理由があるということ、感覚過敏の強い特性など、なんとなく分かったり  感じたりしていたことが、よく分かりました。このプログラムを実施していけ   ば、親子も幸せになると思います。  子どもの行動には全て理由があるということ、探偵になって子どもの気持ちに寄  り添うことの大切さをしみじみ学びました。  「見通しが立たないから不安になる」ということを軽く考えていたように思いま  す。不安の原因を解決していく、語り合うことも大切だと、そうすることで行動  できるようになるということが分かりました。  家庭と支援者が一緒に参加するということが、すごく良かったと思います。チー  ム支援ができる一歩ですね。(支援者)  後半は、昨年度の受講生(先輩)の中から希望者が参加して大交流会。先輩たちが近況報告して下さいました。 ☆息子さんがギターが弾けるようになって、何と福山雅治さんから非売品のピックをいただ  いた。 ☆お子さんが自分の気持ちをうまく表現できないことをSTさんに相談し、STさんが分か   りやすくソーシャルストーリーを書き、友だちとの関わりで困った場面をコミック会話で  表現するように支援したところ、それを活用できるようになった。このことを学校にも伝  えると、学校でもこの方法で支援して下さるようになった。 ☆お子さんがYouTu