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2019年度の「アーリーバードプラス」プログラム全て終了しました。

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  2019年度の「アーリーバードプラス」プログラムは、高知市で2コース、仁淀川町で1コース行い、全て終了しました。高知市のコースは土曜日開催だったので、お子さんに関わる先生等専門家の方たちは毎週8回の参加はとても大変だったのではないでしょうか。 それでもたくさんの先生方が毎週は難しくてもやりくりして参加して下さいました。  「少しだけでも参加しようと思ってきてみたら、ものすごく勉強になるので、頑張ってなるべく皆勤目指して参加します。」このように語られた先生も多かったです。  高知市立義務教育学校行川学園からも、保護者であるご両親と先生が参加して下さいました。アーリーバードのスタッフの1人が先日、学校訪問をさせていただいたところ、嬉しい掲示物を見つけ、校長先生の許可を得てここに紹介させていただけることになりました。それがこちら。  以前、高知市の1学期コースに参加して下さったお母さんから、「このプログラムに出会えたこと、共に学んで下さる行川学園の先生方に本当に感謝です。」という嬉しいお手紙をいただき、このブログに紹介させていただいたことがありました。その ブログ を印刷して「個別支援の充実」というタイトルで学校の掲示板に貼って下さっていたのです。  子どもたち一人一人に寄り添って、保護者と手をつないで必要な支援をしていく、こんな学校、こんな素敵な先生方がこれから更に増えていけば、どんなにしんどいこともきっと乗り越えていける!この掲示板を見て、むくむくと勇気が湧いてきました。  そのお手伝いを2020年もやっていこう、と嬉しい気持ちで今年1年を振り返っています。

「コグトレ入門講座」が終わりました②参加者のみなさんの感想

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「コグトレ入門講座」の参加者の皆さんの感想です。 ☆とても勉強になりました。講座中に「さがし算」のアプリも購入さ  せていただいたぐらい、さがし算はぜひ現場で活用させていただき  たいと思いました。認知のゆがみ、情報キャッチのゆがみが原因  で、その子の人生がゆがんでくるのは、とっても心が痛みます。宮  口先生の愛情が感じられた講座でとってもよかったです。 ☆宮口先生のコグトレの本に出会って3年半。学習を全くしなかった子  どもがコグトレだけはやるようになりました。今日は、身体を使う  コグトレと認知のコグトレでわからなかったところがわかって良か  ったです。ありがとうございました。 ☆先生や現場で子どもを支える仕事の方が多い中、一母親として参加  し、もっとたくさんの方に知ってもらいたいなと思いました。すぐ  子どもと一緒にできそうな内容で、学校だけでなく家でも実践でき  るなと思いました。  ☆通級指導で、宮口先生のコグトレを活用させていただいています。   実際、身体を使ってコグトレ棒をやってみて楽しくできましたし、   自分の身体のことも知ることができ、とても学びが深かったです。   是非、次回も参加したいと思います。              ☆現在、高校でコグトレを取り入れています。改めて生徒にとって有    効であること、学業成績の向上にもつながることがわかり、今後広    めていく上での根拠が得られて良かったです。  ☆ふだんは病院で成人患者さんに対してリハを行っているので、お互   いが楽しみながらリハビリをすることがあまりなく、コグトレのよ   うに楽しみながら長く続けられるようなリハビリをしたいなと思い   ました。  ☆私自身、STとして老健で働いています。脳トレの応用としてコグ   トレを学ばさせていただきました。双方はそれぞれ全く違う定義が   あることを再認識し、コグトレの考え方の“新しいブレーキをかけ   る”というアプローチを認知症の方にも試していきたいと考えてい   ます。ふだん行っている棒体操のレパートリーも増えそうです。   みなさんの感想を読ませていただくと、様々な職種の方

「コグトレ入門講座」が終わりました①

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                                   コグトレを開発された宮口幸治先生  11月30日に宮口先生をお招きして「コグトレ入門講座」を開催しました。この講座の参加募集を始めると、1週間たらずで50名の定員に達し、人気の高さが伺えました。  講座の前半は座学。コグトレ(=Neuro-Cognitive Enhancement Training:N-COGET)の開発背景とコグトレの例を学びました。 1.知的障害の定義の変遷に衝撃! ・1959年には1Q:84以下(へバー定義)          ↓ ・1973年にはIQ:69以下(グロスマン定義) ということは…  現在、通常学級の子どもたちの約14%(クラスに5人)は、以前なら特別支援学級に在籍して、その子の発達課題に応じて生活体験を通してじっくり学んでいた、ということになります。  このお話を伺って、学習や対人関係に苦戦しているたくさんの子どもたちの顔が思い浮かびました。そして彼らの苦戦の原因は下記の「5点セット+1つ」とのこと。      【横向き姿勢保持に挑戦】 2.困っている人たちの特徴5点セット+1つ ①認知機能の弱さ ②感情統制の弱さ ③融通の利かなさ ④不適切な自己評価 ⑤対人スキルの乏しさ  +不器用 思い浮かんだ子どもたち、確かにこの特徴があります!でも、子どもたちがたくさんいる通常学級で何をどこから手をつければいい?原因がわかればわかるほど途方に暮れてしまいます。  【コグトレ棒を使って、みんなでキャッチ】 3.1日5分で日本が変わる!   そこでこのコグトレの登場です。 ☆1日5分=すきま時間を使ってできる。 ☆認知機能の全ての範囲を網羅している(みる力、きく力、記憶力、注意力、想像力) ☆点つなぎやパズル的課題など、直接的でない方法を使うことで、子どもの心を傷つけ  ないトレーニングができる   私も子どもたちとやってみましたが、課題に使われている絵がとっても可愛くて、大人も子どももモティベーション上がりますよ。 ☆値段も安く誰でもどこでも気軽に何度でもできる             【みんなで爪楊枝積みー慎重に慎重に】 困っているたくさんの子どもたちに早く届けたい、という

MIM教材の出前研修いたします!

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      【MIM教材】   MIM教材は全てこのパッケージの中に入っています。パッケージ、というだけあって ①指導方法 ②指導内容(教材) ③評価  この3つ全てが入っている優れものです。 付属のCDには、たくさんの資料(プリント、カード、ルール説明、データ入力等)がコンパクトにまとまっています。  お値段も約2万円と手ごろなので、年度途中でも学校の予算をやりくりして購入、というところもあれば、どこの学校に転勤しても使いたいので自分で買う、という先生もおいでます。  ただ難点なのは、このたくさんの資料を限られた時間の中でどう使うか、です。結局、買ったものの使われずじまいで学校のどこかに眠っている、という話もよく伺います。 そこで、「MIMの研修をお願いしたい」という依頼を受けると、以下の3点セットで説明と模擬授業をして参加者のみなさんにMIM体験をしてもらっています。               【MIMの研修】 約1.5時間~2時間 ①MIM教材の概要説明 ②長者小学校での具体的取組み    全校で取り組んで今年で5年目ですが、その中でも学力に困難さを抱えていた児童3名  に焦点をあてて、彼らの学力や学習に対する意欲、自信がどう伸びていったか、また隙  間時間を使ってどのように活用していったか等を紹介します。 ③MIM教材導入第1時間目の模擬授業    参加者のみなさんに1年生になってもらって、1時間目の授業を行います。実際の授  業の進め方に加えてこのパッケージに入っている教材の紹介も行います。  授業のしめくくりは、言葉に関するゲームの数々。とーっても楽しいですが、その中身  は「音韻操作」だったり「語彙を増やす」ことだったり、奥が深い!大盛り上がりで研  修は終了です。 【おまけ】 ここまで読んで下さった方にプレゼント!長者小学校で取り組んで見えてきた課題とそれを補う方法を紹介しますね。それは 「教材の見える化」 です。CDにあまりにコンパクトにまとまっているため、結局中身を見ることなく(いちいちフォルダをクリックして内容を確認するのは時間がかかります)そのまま封印、というケースが多いようです。 私は、職員みんながよく使う印刷室の本棚の1段だけもらって、ここに教材を見える化しました。また誰で

ティーチャーズ・トレーニング1学期コースみなさんの修了式①

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 ティーチャーズ・トレーニング1学期コースのみなさんの修了式が、10月27日に行われました。1回目がスタートしたのが5月でしたから約半年をかけて全6回を11名の仲間と一緒に学んできました。  最後の宿題は「いろいろな指示の出し方」でした。 トレーニングで練習するロールプレイは基本形なのでシンプル。でも実際の現場では基本形通りの場面というのはあまりありませんよね。でも参加者のみなさんは、「この指示がだめだったら、次はこの方法で…」と、これまで学んだことを総動員して子どもたちに向き合っていました。  ①予告する ②選択させる ③子どもたち同士の力の協力を得る   ④「~したら~できる」という取り決め  などなど  その臨機応変な対応ぶりに、みんな驚くやら感動するやら。トレーニングを担当している私たちも学ぶことがいっぱい。  まさしく「教えてほめる!」がみなさん自然にふるまいながらできるようになっています。こんな楽しくて素敵な仲間とのお別れがちょっぴり寂しくなった修了式でした。   【トレーニング実施前と実施後の困り感】 実施前6.2  → 実施後3.4 参加者のみなさんの困り感も随分減り、私たちもとっても嬉しいです。 次回ブログでは、みなさんの終了後アンケートを紹介しますね。

日本ペアレント・トレーニング研究会大会で実践報告

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9月15日~16日、国立障害者リハビリテーションセンター―学院で開催された「日本ペアレント・トレーニング研究会大会」で実践発表をしてきました。 私の発表(2日目)は、以下の内容です。 ①2012年から、いの町(ふくし保健課主催)、仁淀川町(教育委員会主催)、須崎(須崎  福祉保健所主催)、そして高知市(TOMOはうす主催)でペアレント・トレーニングを  行ってきたこと ②2017年度から、高知市(TOMOはうす主催)、仁淀川町(教育委員会主催)、そして  2019年度からは高知市内の病院職員さん向け(内田グループリハビリテーション部主  催)にティーチャーズ・トレーニングを行っていること ③ペアトレ、ティートレのそれぞれの成果と課題  まさか、こんな大会で実践発表するなんて考えてもみなかったので、参加者の詳しいデータや評価アンケートの内容等細かい資料が十分には整っていないざっくりした発表となってしまいました。(お恥ずかしい!)もちろん、参加者のみなさんの子育てに対する困り感が激減したことは事実なのでそれは伝えましたよ!  1日目の厚労省鈴木久也先生から、 子育てが難しくなっている 、ということを様々な資料をもとに伺いました。 ☆核家族世帯の増加→子育ての文化がとぎれてしまった ☆共働き世帯や一人親世帯の増加 ☆虐待を受けた児童数の激増 →親支援は国の緊急課題 そこで全国では様々な方を対象としたペアレント・トレーニングが行われていることもうかがいました。 ・虐待をしてしまった保護者対象 ・里親さん対象 ・発達障害のある保護者対象  などなど

仁淀川町でも「アーリーバードプラス」プログラムが始まりました

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仁淀川町長者の大いちょう 10月3日から仁淀川町でも、教育委員会主催で「アーリーバードプラス」プログラムが始まりました。  自治体が主体となってこのプログラムを開催する、というのは全国でも初めてのことです。私の大好きな第二の故郷、仁淀川町で開催されることになったことがとっても嬉しくて、一緒にプログラムを行うメンバー(このプログラムのライセンスを持っている仲間3人)に仁淀川町の自慢をしながら、会場である仁淀川町役場に向かいました。    あ、その前に腹ごしらえ!長者の大いちょうの真ん前にある「農家レストラン」でランチタイム。このすぐ近くにある長者小学校に勤務していたので、何年も前からお世話になっている素敵でおいしいレストランです。  その時期の旬の野菜をふんだんに使った日替わり定食は本当においしいですよ。これで750円!お連れした仲間にも喜んでもらったところで、さあ、プログラムを始めましょう。目指す会場は大崎にある仁淀川町役場です。  木をふんだんに使ったシックで落ち着いた建物は新しくてとってもきれいです。 教育委員会や教育研究所の先生方が会場の設営や資料の印刷を事前に行って下さっているので、準備時間が少なくてすみ本当にありがたいです。 10月10日はセッション2を行いました。仁淀川町は、5家庭の保護者とそのお子さんに関わる先生方が参加して下さっています。この日はまだ2回目なのですが、グループで話し合いながら、一見問題!と思われる行動にも実は背景があり、その背景が分かれば支援策も見つかるという練習をしていきました。 これを「氷山モデルで考える」といいます。 氷山の海面から上に出ている部分は全体の10%、残り90%は隠れています。見えている部分が「一見、問題!と思われる行動」で、ここだけ見ると途方に暮れてしまうかもしれません。でも実はその背景にはいろいろな要因があって(90%)それが分かれば支援方法が見えてくるのです。これを私たちは「探偵になりましょう!」という言葉を使って 探っていきます。  2回目でしたが、参加者のみなさんはグループで話しあいながら、いろいろな支援方法を見つけていきました。うーん、これはみなさん、名探偵になる嬉しい予感!  高知市でも「アーリーバードプラス」2学期コース

宮口幸治先生著『ケーキの切れない非行少年たち(新潮社』を読んで

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私たちTOMOはうすは2012年度から、まめのき式ペアレント・トレーニングをいの町や仁淀川町、須崎市で事業化していただいて(主催はほけん福祉課や教育委員会、保健所等)行ってきました。2018年度からはTOMOはうす主催で高知市でもスタートしています。またこのペアレント・トレーニングの発展としてティーチャーズ・トレーニングも2017年度から仁淀川町(教育委員会主催)と高知市(TOMOはうす主催)で行っています。  これらのトレーニングは、行動療法理論に基づいて子どもと大人が 肯定的なコミュニケーションで 良好な信頼関係を築いていくことを目的としています。子どもたちの行動(聞こえるもの、見えるもの、数えられるもの)に焦点をあてて、好ましい行動はほめ、好ましくない行動はスルーしてできたらほめる、そして危険・許しがたい行動は制限を設けるという対処方法をとります。  好ましい行動をほめていくと、その行動はもっと増えていくし思わぬ協力もしてくれるようになり嬉しい波及効果がたくさん出てきます。このような肯定的な注目を与えていくことで好ましくない行動や危険な行動・許しがたい行動は減っていきます。どうしても減らない場合は、こちらの指示の方法を変えたり環境を調整したりしながら、子どもたちとよりよいコミュニケーションを図っていくのです。  いい行動はほめたり認めたり励ましたりし、だだをこねたりぐずったり、やんちゃを言ったりする行動はスルーして止まった瞬間にほめる=つまりこのプログラムで学ぶ子どもたちへの具体的な対応の仕方は子育ての基本であり、先生のふるまい方の基本です。  そういう意味で 「ほめること」をとても大切 にしています。

太田篤志先生の「感覚統合入門・ワークショップ」講座が終わりました

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9月14日 感覚統合入門講座のみなさん 9月14日~15日に、太田篤志先生(姫路獨協大学客員教授、日本感覚統合学会常任理事、日本スヌーズレン協会理事、日本自閉症スペクトラム学会理事)をお招きして「感覚統合入門・ワークショップ」を開催しました。

「アンガーコントロール&おすすめ教材紹介」講座が終わりました

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8月4日の「アンガーコントロール&おすすめ教材紹介」講座では約30名の参加者のみなさんと一緒に楽しい学びの一時を過ごしました。  前半の「おすすめ教材紹介」コーナーでは、主にTOSS教材のフラッシュカードなどをたくさん紹介させていただきました。朝の会や授業のすきま時間に使えて、ワーキングメモリーや視知覚機能等を鍛えることができるので、一押しです。   また私が大好きなのは 『アタマげんきどこどこ』 という絵本です。現在10巻まで出版されています。出てくるキャラクターを探すだけではなくて、数を数えたり、状況を理解してお目当てのキャラクターを見つけたり、と楽しみながら「ちょっと覚えたり」「目をいっぱい動かしたり」する仕掛けがいっぱい!絵本に書かれている問題だけでなく、自分たちで問題を作ることができるので、出題しながら人と人とのやりとりもうまれます。 後半は「アンガーコントロール」を一緒に学びました。 私の大学院在学中の修論のテーマは「広汎性発達障害(※今ではこのような表現はしませんが…)の自己他者理解」でした。この時に作ったのが「7段階の気持ちの温度計」、そしてキャロル・グレイが考案した「コミック会話」の手法も活用して修論を完成させたことでした。  この「7段階の気持ちの温度計」は、主に自閉症のある人たちに役立てるように作ったのですが、通常学校に勤務した際にも、この温度計とコミック会話は、SSTを行ったり子どもたちのもつれた人間関係をほどいたりする時も大活躍!  一度分かりやすくまとめて、みなさんにお伝えしたいと思っていたので、この「アンガーコントロール」講座が開催できて、私自身もいい学びなおしができました。  参加して下さった皆さん、本当にありがとうございました。 気持ちの温度計        【参加者の皆さんの感想】 ☆コミック会話を実際に描いてみたのが、とてもよかったです。やれそうだなと思いまし  た。教材紹介も参考になり、読んでみようと思いました。 ☆アンガーマネジメントの話は以前に聞いたことがありましたが、理論をかみくだいての  内容だけでしたのであまり自分とつながった感じがしませんでした。今回の講座は、具  体的な事例や魅力的な教材の紹介もあり、自分(仕事)とつながりました。試してみ  

アーリーバードプラスプログラムに参加されている保護者様からのお便り

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前回のブログでは、アーリーバードプラスプログラム1学期コースの進捗状況を紹介しました。  今はまだプログラムの途中ですが、参加されている保護者様から嬉しいお便りをいただきました。「自閉症のお子さんをおもちのたくさんのお父さん、お母さん方のお役に少しでもなれば」と了解を得られましたので、ここに紹介させていただきます。 ここまで本当に … 特に入学してからが大変でした。藁をもつかむ思いで必死に色々調べて、そして今やっとこのアーリーバードプラスプログラムに参加できています。このプログラムの参加は自分にとってとても大事なことだと思っています。 ペアレント・トレーニングも学びましたが、娘にはなかなか通用せず、医師にも、「ペアレント・トレーニングを素直に学習しただけでは娘には通用しない。この子にあったプログラムでこの子用に応用をきかさないと。」と言われ … 本当に頭の中が?でいっぱいの時にやっと出会ったのがアーリーバードでした。 この苦しかった時や模索してきた段階があるからこそ、毎週土曜に行われるこのトレーニングに必死になれるし、何より学校と連携できた事がかなり大きく影響しています。夫婦、学校、子供が関わることの多い機関や大人が連携してこそのプログラムだと痛感しました。 このプログラムは「できたら専門家も一緒に参加するのが望ましい」というものですが、先生を参加させてもらうというのは、日本の制度的にもなかなか難しく、悩み悩んだ挙げ句、腹をくくりダメもとで校長先生宛に手紙を書きました。最初は「参加は難しい、説明会ならば」とのお返事でした。それでも、説明会を聞いていただけるだけでもとの思いからお願いしたところ、コーディネーターの先生の参加、それから担任の先生や養護教諭の先生まで交代で参加していただき、本当に本当に恵まれたとしか言いようがありません。 ずっと一人で抱え込み悩み闘ってきて、もう娘と二人で死のうかと思ったことも多々ありました。主人が参加することも多いに意味をなしてます。 うちの子はそれぞれのシチュエーションで顔が変わります。なので、本当に理解ができない行動も有り、家以外で問題行動を起こした際に、「家でも言ってください。」とよく言われました。でも、現場を見てない家では何を言っても娘には伝わらず、その内娘には娘の言い分があ

アーリーバードプラス1学期コース 順調です

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梅雨に入りましたね。アーリーバードプラスプログラムも順調に進んでいます。 今日は、その進み具合を紹介します。 【アーリーバードプラス1学期コースの様子】 【参加者】  ・参加ご家庭(最大6家庭まで):6家庭 ・1家庭(2名まで):1~2名。ご夫婦揃っての参加の日もあればどちらかお1人の時も。   また、お父さんが参加できない時におばさんが参加、というご家族もおいでました。   どのご家族も、お父さんがかかわってくれるようになったことが、子育てにとってと   てもよかった、とおっしゃっています。 ・専門家(参加が可能であれば):6家庭中5家庭専門家がかかわって下さっています。   ただ毎回参加は難しく、欠席される場合もあります。   ある小学校は、コーディネーターの先生、担任、養護教諭と交代しながら参加されて   います。 【進捗状況】 今は、8セッションのうち6セッションまで終了。 家庭訪問も2回(全2回)行いました。 毎回、テキスト(4,000円)、パワポ、動画(イギリスでの実際のトレーニングの様子や 参加者の感想等)を使って学習しています。動画は、やはり“一目瞭然”!とても参考に なっています。 ☆仲間~大きな安心感 保護者のみなさんが声をそろえておっしゃっているのが、「全員、自閉症の子どもをもつ親、なので1回目から仲間がいる!という大きな安心感をもてた。」ということです。お子さんの年齢は4歳~9歳、と幅広いですが、毎回違うご家庭とグループを組んで学習して いくので、そこでの交流も大きな刺激や参考になっているそうです。 ☆いろいろ工夫した視覚支援が! セッション4では構造化(わかりやすくする)の学習をしました。(ちなみに、セッション1の時に「構造化」という言葉を知っているかみなさんにお聞きしたところ、ご存じの保護者は0でした。) ここでの学習をもとに、みなさんどんどん視覚支援を工夫され、「これはうまくいった」「これはイマイチ」と紹介して下さっています。毎週土曜日にトレーニングを行っているので、限られた時間しかないと思いますが、それぞれのご家庭の取り組みに、思わずみなさんから拍手が沸き起こり、あたたかく楽しい時間になっています。 ☆行動

なんちゃってコミック会話

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あじさいが美しい季節になりましたね。我が家の庭のあじさいもちらほら咲き始めました。 今日は「コミック会話」のお話です。みなさんは、『コミック会話』(キャロル・グレイ著 門眞一郎訳 明石書店)という本をご存じですか?コミック会話とは、2~3人の会話をイラストで表現したものです。 気持ちや言葉は、目に見えませんよね。だから自閉症やその他の発達障害のある子どもたちにとって、友だちとのトラブル等を振り返ることは本当に難しいことです。そこで私は子どもたちと一緒に、このコミック会話を使って、もつれた人間関係をほどくことをよく行っていました。 本当のコミック会話は、8色の色(色鉛筆やマーカー等)を使い分けて気持ちを表現していくのですが、いつもそんなにたくさんの色を持ち歩くこともできず、私はもっぱら3色ボールペンを使っていました。だから正式のコミック会話ではないので、私の場合は「なんちゃってコミック会話」と呼んでいます。 例えば、こんな感じです。普通の気持ちは黒、いやな気持は赤、嬉しい気持ちは青、 とボールペンを使いわけ、子どもにその時の状況を思い出してもらいながら、描いていきます。 子どもたちは、自分のうまく表現できない気持ちが整理できるのが嬉しいようで、この 「なんちゃってコミック会話」を一緒に描いていくのが大好きです。 もめごとが起こった後など、「先生、お米人間、描いて(=上記のようななんちゃってコミック会話のこと)」とよくリクエストしてくれました。 ・状況が整理できる ・自分の気持ち、相手の気持ちを理解する ・解決策を考えるのに役立つ⇒ここからSST(ソーシャルスキルトレーニング)に発  展することもある 【準備物】 3色ボールペン、紙 用意するものも少ないし、実際に描いてみたら簡単(なんせお米人間ですから)、そして何より子どもとゆっくり話しながら 描いていくことで、その子どもといい時間を共有することができます。 ぜひぜひ、いろいろな方にトライしてほしいです。 なんちゃってコミック会話の描き方については、7月23日高知市教育研究所主催の「高知市小中学校特別支援教育学校コーディネーター研修会、自閉症・情緒障害特別支援学級充実研修会」にてお伝えすることになっています。 また、TOMOはうす主催「アンガー

アーリーバードプラスプログラムが始まりました

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各グループで話し合い 5月11日(土)からアーリーバードプラスプログラムが始まりました。このプログラムは最大6家族まで一緒にプログラムを受講することができます。募集を始めたところ、あっという間に9家族の申し込みがあり、急遽、2学期コースも開設することにして、先の1学期コースがスタートしたところです。  このプログラムは、4歳~9歳前後の自閉症のお子さんをもつ家族と専門家を支援するプログラムで、自閉症の研究やサポートで世界のリーダー的役割を果たしている、英国自閉症協会によって作られたものです。(詳しくは TOMOはうすHP をご覧になって下さい)  毎週土曜日×8回、その間に2回の家庭訪問、そして3か月後にフォローアップがあるという、なかなかの長丁場のプログラムです。    1回目は、みなさん、ちょっぴり緊張の面持ちでしたが(実はスタッフ4人も始まる前はワクワクするやらドキドキするやら…でしたよ)、終わった後のアンケートには「分かり合える仲間ができて嬉しい!」という声も書かれていました。  このプログラムは、最初こそ私たちスタッフが講義する内容も多いですが、グループで お互いのお子さんのことを語り合ったり、事例について話し合ったりすることが、だんだん増えてくるので、仲間意識がつくられていくのでしょうね。  1回目は、自閉症の感覚の過敏や鈍磨について、我が子のことを語り合う時間があったのですが「あるある!」とうなずくことも多く、和気あいあいとしたいい雰囲気でした。 氷山モデルを使うー探偵になりましょう 氷山は海面から上に出ているのは10%、海面の下には90%もの巨大な氷の塊があります。この氷山モデルを使って、子どもたちの行動を分析していきます。「かみつく」「叩く」「すべてが受け身」など、一見困った行動(=海面から上の10%の部分)にも 実はいろいろな背景がある(=海面下の90%部分)、この背景を探っていくと(=探偵になると)、ちゃあんと支援策が見えてきます。  2回目では、この氷山モデルの使い方を練習しました。この時には、テキストに載っている事例について、「なぜ、こんなことになったんだろう」「どう支援したらいいだろう」ということについてグループで話し合ったのですが、どのグループもテキスト以上のいい支援策を見つ

どんな仕事も楽しくなる3つの物語

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               我が家の庭にもあやめがたくさん咲いています! 連休中に『どんな仕事も楽しくなる3つの物語』(福島正伸 きこ書房)を読みました。 ここで3人の方が紹介されています。その中のお一人を紹介しますね。 ☆駐車場の管理人さん  定年退職された後、近所の駐車場の管理人になったAさん。いつも笑顔で挨拶し、名前も知らないお客さんが雨の中、傘もささずに歩いていたら自分の傘を貸し、「満車」の貼り紙をした入り口に雨の日も風の日も立って「申し訳ありません。」と頭を下げる(そんなことをしなくても満車ということは分かるので、他の管理人さんは部屋の中で囲碁をしたり本を読んだり)そんな毎日送っていたそうです。そのAさんが、奥さんのご病気のためこの仕事をやめることになり、今日が仕事最終日という時、管理人室の前にはうずたかく積まれたお別れの品々が何列にもなったそうです。 「いつも傘を貸して下さってありがとう!」「重い荷物を持ってもらって助かりました。」「おじさんに、挨拶の大切さを教えていただきました。」そんな声に送られて職場をあとにされたそうです。 おじさんの最後の言葉は「私にできることは、挨拶することと、謝ることぐらいですから。他に何の取柄もありません…でも私はいつも、自分がやっている仕事を楽しみたい、そう思っているだけなんです…」 この本の著者、福島正伸さんは、こんなことを書かれています。引用しますね。 つまらない仕事はありません。仕事をつまらなくする考え方があるだけです。意味のない仕事はありません。意味のない仕事にしてしまう考え方があるだけです。 のーんびり、楽しく過ごした10連休。おなごり惜しいものの、明日からまた仕事が始まります。 明日は保育所訪問の日。先生方や子どもたちとのおしゃべりや彼らからの学びがとっても楽しみです。

MIM教材活用学習会に

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  仁淀川町長者地区を泳ぐこいのぼり 「MIM教材活用」学習会が5月28日(火)18:30~20:30 いの町すこやかセンター で行われます。 この教材は、特殊音節(小さい「つ」「や」「ゆ」「よ」のつく音、 のびる音(例、おとうさん、とうふ)ねじれてのびる音(例、きゅうり、 きょうりゅう)の入った言葉の読みのスピードアップを図ることをねらい として作られたものです。 この教材の効果が実証され、小1国語の教科書(東京書籍)に取り入れ られているんですよ。  という訳でこの教材を活用するのは主に小学校低学年ですが、私が勤務 していた小学校では、全学年、毎月1回、この教材を使って「読みの スピードチェック」を行っていました。全国的な調査では、この読みのス ピードが遅い子どもは学力も低い傾向にある、というデータが出ていまし たが、私の勤務校でもその通りの結果でした。  そこで、この教材を活用して全校で2年間取り組んだところ、CRTや 学力テストにおいて大幅な伸びが見られました。  ここ2~3年、いろいろな小学校の校内研によんでいただいて、この「ミム 教材活用」についてお話をさせていただいていますが、一番のおすすめは、 何といっても ①誰でも簡単に ②隙間時間を使って 取り組める 、という点 です。  学習会は平日の夜なので、参加はなかなか難しいと思いますが、よかったら ぜひおいでて下さいね。 参加費は500円~1,000円ぐらい だそうです。 申し込み、お問い合わせ:丸井美恵子さん(いの町在住のSTさん) メールアドレス mieko-marui@dance.ocn.ne.jp

アーリーバードプラスプログラムのインフォメーションミーティングが終わりました

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【仁淀川町寺村の花の里から見た仁淀川】 上の写真は、3月末に行った仁淀川町寺村の花の里から撮った写真です。花桃が満開、そこから見える仁淀川がとっても美しくて、最近見た中で№1の絶景でした。 そして、花の里に行くと、地域の方が「よう来たねえ、はい、座って座って。」とお茶、コーヒー、お吸い物が出てきて大歓迎して下さいました。お吸い物の、まあおいしかったこと!そしてどれも全て無料!! 素晴らしい景色と地域の方の心あたたまるお接待に大感激したお花見の一日でした。みなさんも、来年はぜひ 仁淀川町に足を延ばしてみて下さいね。見ごろは3月末です。 さて、4月13日に「アーリーバードプラス」プログラムのインフォメーションミーティングを行いました。 「アーリーバードプラス」プログラムとは、自閉症と診断された4歳~9歳前後のお子さんをもつ保護者とそのお子さんに関わる専門家(小学校や幼稚園・保育所の先生、関係機関の職員の方等)をサポートする3か月間のプログラムのことです。 今年2月と3月に、「ご案内の会」を開催し、保護者や専門家の方々にこのプログラムの紹介を行ってきました。2回とも定員(50名)を上回るお申込みがあり、関心の高さを感じたことでした。 インフォメーションミーティングとは、この「ご案内の会」に参加され、プログラムの参加を検討されている方々が集まって、プログラム参加の有無を決める会のことです。 13日は、9チーム(家族と専門家がチームを組みます)の参加でした。このプログラムは最大6チームまでで行うものであるため、お子さんの年齢やご家庭の事情等を考慮して、1学期コースに参加するか2学期コースにするかを決定しました。 チームによっては、専門家の参加が難しいというチームもあり、「うちは専門家がいないのですが…」とご心配される保護者もおいでました。 でも大丈夫!お子さんにとって、一番近くにいる保護者がこのプログラムを学ばれることが、どれほどお子さんへのいいサポートになることでしょう。それにプログラムが始まると、2チームずつがグループになって、学び合いをしそれを全体で交流していきます。そしてその2チームの編成も毎回かわってくるので、参加者みんながとても素敵な仲間になっていきます。いい学び合い、支え合いが