アーリーバードプラス1学期コース 順調です

梅雨に入りましたね。アーリーバードプラスプログラムも順調に進んでいます。
今日は、その進み具合を紹介します。


【アーリーバードプラス1学期コースの様子】

【参加者】 
・参加ご家庭(最大6家庭まで):6家庭
・1家庭(2名まで):1~2名。ご夫婦揃っての参加の日もあればどちらかお1人の時も。
  また、お父さんが参加できない時におばさんが参加、というご家族もおいでました。
  どのご家族も、お父さんがかかわってくれるようになったことが、子育てにとってと
  てもよかった、とおっしゃっています。
・専門家(参加が可能であれば):6家庭中5家庭専門家がかかわって下さっています。
  ただ毎回参加は難しく、欠席される場合もあります。
  ある小学校は、コーディネーターの先生、担任、養護教諭と交代しながら参加されて
  います。

【進捗状況】
今は、8セッションのうち6セッションまで終了。
家庭訪問も2回(全2回)行いました。
毎回、テキスト(4,000円)、パワポ、動画(イギリスでの実際のトレーニングの様子や
参加者の感想等)を使って学習しています。動画は、やはり“一目瞭然”!とても参考に
なっています。

☆仲間~大きな安心感
保護者のみなさんが声をそろえておっしゃっているのが、「全員、自閉症の子どもをもつ親、なので1回目から仲間がいる!という大きな安心感をもてた。」ということです。お子さんの年齢は4歳~9歳、と幅広いですが、毎回違うご家庭とグループを組んで学習して
いくので、そこでの交流も大きな刺激や参考になっているそうです。

☆いろいろ工夫した視覚支援が!
セッション4では構造化(わかりやすくする)の学習をしました。(ちなみに、セッション1の時に「構造化」という言葉を知っているかみなさんにお聞きしたところ、ご存じの保護者は0でした。)
ここでの学習をもとに、みなさんどんどん視覚支援を工夫され、「これはうまくいった」「これはイマイチ」と紹介して下さっています。毎週土曜日にトレーニングを行っているので、限られた時間しかないと思いますが、それぞれのご家庭の取り組みに、思わずみなさんから拍手が沸き起こり、あたたかく楽しい時間になっています。

☆行動分析もばっちり
セッション5「行動を分析する」セッション6「問題行動を未然に防ぐ」ここの学習になると、事例をもとに「何が起こったか」「状況は?」「結果は○○」「ということは
引き金は□□だったんだね」こんな分析がどんどんできるようになってきました。分析しながら、「うちの子だったら、この場合はこうするなあ」「このように環境を変えたらいいんじゃない」と支援方法まで見つけていくのです。

 このような様子を見ながら、毎回、鳥肌が立つ思いがしています。イギリスに行った時、アーリーバードセンターのスタッフから「みなさんは専門家ですよね。だからこそ、
保護者に教え込んではいけませんよ。大事なのはこれならできそう、と保護者がやる気になり、取り組んでみて成功体験を積み、自信と意欲をもつようになることです」と言われたことを思い出しました。
 まさしく、今そのような状態になってきているからです。
 改めて、このプログラムの素晴らしさを痛感しています。

【アーリーバードプラス2学期コース】
 現在4家庭申し込みずみです。残りあと2家庭です。いっしょに参加して下さる専門家が見つからなくても構いませんので、ご希望の方はお早めにお申込み下さいね。

【ペアレント・トレーニング】

  また、自身のお子さんがアーリーバードプラスの対象ではない(自閉症ではない、年齢が該当しない等)保護者の方で、お子さんとのいいコミュニケーションを図りたいというご希望の方には「ペアレント・トレーニング」がおすすめです。
 どのタイミングで、どの位置に立って、どんな表情・視線で何といってお子さんをほめていくのか、実際にロールプレイしながら学んでいきます。

 みなさんのご家庭が該当するようでしたら一度参加を考えてみて下さい。またはお近くに該当するご家庭等がありましたら、ぜひお声をかけてあげて下さいね。

両方の実施要項はホームページをご覧になって下さい。

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