書かないで 唱えて覚える 漢字学習・漢字指導法ってなんのこと?その①
7月28日(土)、29日(日)に漢字学習・指導法講座を開催します。
講師の道村静江先生との出会いは、昨年のLD学会の書籍売り場。
漢字の本を片手にお客さんたちに熱く語っている方が道村先生でした。
その頃、私は学習支援員さんたちと一緒に、漢字や繰り下がりのひき算、MIM教材等、遅れが見られる子どもたちにそれぞれの課題について個別指導を行っていました。
漢字をなかなか覚えられない子どもたちを見てみると、その原因は人それぞれでしたが、「思い出すとっかかりがあると、記憶の海の中から何とか引っ張り出してくる」そんな感じでした。そこで視覚優位、聴覚優位etcその人の得意な学習方法で一緒に覚えていきました。その中で気が付いたことは…みんな、習得方法は違っていましたが、どの人も「部首」を覚えるとその「部首」を手掛かりに漢字を思い出しやすい、ということ。
「今、4年生なら、4年生までに出てくるキヘンのつく漢字を一気に学
習すると覚えやすいのでは。ということは各学年で出てくるキヘンの
つく漢字を洗い出せばいいってことか。でも、そんな時間ないしな
あ。LD学会で何かヒントになるようなものを見つけられないかし
ら。」
こんな気持ちでLD学会に出かけていったので、書籍売り場で
「書かずに 唱えて覚える漢字指導法がありますよ!」と語っていた道村
先生の所へ、吸い寄せられるように足が向かっていました。
何より、いろいろな苦手さを抱える子どもたちへの、それぞれの
漢字指導法がきちんと確立されていることに感激しました。
そして、道村先生のお話を伺っているうちに、「漢字って知れば知
るほど楽しいなあ!」とワクワクしてきたのです。
楽しさこそが長続きするし、もっと学びたい!という原動力になり
ますものね。
この楽しさが、道村先生を高知にお招きしたいと思った一番の理由
です。
次回のブログでは、いろいろな苦手さを抱える子どもたちへの、そ
れぞれの漢字指導法について、紹介しますね。
講師の道村静江先生との出会いは、昨年のLD学会の書籍売り場。
漢字の本を片手にお客さんたちに熱く語っている方が道村先生でした。
その頃、私は学習支援員さんたちと一緒に、漢字や繰り下がりのひき算、MIM教材等、遅れが見られる子どもたちにそれぞれの課題について個別指導を行っていました。
漢字をなかなか覚えられない子どもたちを見てみると、その原因は人それぞれでしたが、「思い出すとっかかりがあると、記憶の海の中から何とか引っ張り出してくる」そんな感じでした。そこで視覚優位、聴覚優位etcその人の得意な学習方法で一緒に覚えていきました。その中で気が付いたことは…みんな、習得方法は違っていましたが、どの人も「部首」を覚えるとその「部首」を手掛かりに漢字を思い出しやすい、ということ。
「今、4年生なら、4年生までに出てくるキヘンのつく漢字を一気に学
習すると覚えやすいのでは。ということは各学年で出てくるキヘンの
つく漢字を洗い出せばいいってことか。でも、そんな時間ないしな
あ。LD学会で何かヒントになるようなものを見つけられないかし
ら。」
こんな気持ちでLD学会に出かけていったので、書籍売り場で
「書かずに 唱えて覚える漢字指導法がありますよ!」と語っていた道村
先生の所へ、吸い寄せられるように足が向かっていました。
私「漢字は4年生から数がぐんと多くなって、覚えるのが大変になりま
すよね。」
道村先生「いえいえ、その逆!基本的な部首や部品は1年~3年生まで
にほとんど出てくるから、そこを丁寧にしっかり覚えたら、4年生以
降はそれらの組み合わせなので、覚えるのが楽なんですよ。部首や部
品は画数が少ないでしょう。だから漢字に興味しんしんな低学年のう
ちに、漢字の成り立ちの楽しさを知ったり基本的なルールを身に着け
させたりすると、楽しい漢字学習がスタートできます。」
私「え?4年生からが楽って?」
この言葉にびっくり。
そして、私が(作ろうかな、いや、でもそれは大変!)としり込みしていた「同じ音をもつ漢字」「同じ部品をもつ漢字」部首や部品が登場する学年、似た形などをまとめた本が作られているではありませんか。
しかも、漢字の楽しい成り立ちもいっぱい書かれてあって、これで漢字クイズにしたり、漢字パズルも作ったり…いろいろ使えそうなのです。
聞けば道村先生が盲学校で盲児への漢字指導に挑戦し、15年の歳月をかけて漢字の仕組みを調べ上げ、中学校までのこの漢字教材を完成させたとのことでした。
【ミチムラ式漢字学習法】
- 「部品の組み合わせ」で書けるようになる
- 音訓セットの「漢字のタイトル」で読みに強くなる
- 唱えて覚えるユニバーサルデザインの漢字学習法
何より、いろいろな苦手さを抱える子どもたちへの、それぞれの
漢字指導法がきちんと確立されていることに感激しました。
そして、道村先生のお話を伺っているうちに、「漢字って知れば知
るほど楽しいなあ!」とワクワクしてきたのです。
楽しさこそが長続きするし、もっと学びたい!という原動力になり
ますものね。
この楽しさが、道村先生を高知にお招きしたいと思った一番の理由
です。
次回のブログでは、いろいろな苦手さを抱える子どもたちへの、そ
れぞれの漢字指導法について、紹介しますね。
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