皆さん、連休、いかがお過ごしですか?新年度、突っ走ってきて、やっと連休になだれこんだ、そんな方も多いのではないでしょうか? 私は、この3月末で小学校教員を退職しましたが、毎年、息も絶え絶え状態で待ちに待った連休に突入していました。そしてこの連休でリフレッシュ、充電して、また子どもたちに向かい合ったことでした。 さて、今日は、連休明けの実践にすぐ役に立つ本を紹介します。 以前、紹介した福岡寿さんの『発達障害の子がいる保育園での集団づくり・クラスづくり』の続編『発達障害の子がいる保育園での集団づくり・クラスづくり Q&A』です。 「保育園での…」とあるので、保育園・幼稚園でしか役に立たないのかな、と思いきや、いやいや、小学校や特別支援学校にも当てはまることがたくさん!結局、大切なことの基本はどこも同じ、指導・支援の一番の根幹がかかれている本でした。 前書のポイントは以下の6点。 ①個別対応の必要な 園児 を集団に参加させていくためには、まずは活 動に参加しようとしている9割の 園児 をまとめていくことが大切。 ②そのためには、声がけで 園児 を集めるのではなく、 活動 で集めてい く。 ③ 保育士 は、思いつきの 活動 やルールを提示しない。 ④ 園児 たちがわくわく・どきどきできる骨太の 活動 を組み立てていく。 ⑤こうした取り組みを継続するなかで、発達障害のある子の不安感や戸 惑い、苦手さを理解しながら、徐々に園やクラスの中に安心していら れる場所を確保し 活動 に興味をもって参加できる工夫をしていく。 ⑥そのために加配 保育士 の仕事は、集団に参加することの苦手な発達障 害のある子と、集団から離れた場所でマンツーマンでの関わりを続け るのではなく、黒子となってクラスの 活動 にどのように関心を向けさ せていくかを常に考え続け手がかりを探っていく仕事。 ここに出てくる「園児」を「児童・生徒」に「保育士」を「教員・支援員」に「活動」を「授業・学習」に置き換えてみると、まさしく学校現場での教育にぴたりと当てはまります。そういう意味でも、この本はおすすめなのですが、この続編『…Q&A』には福岡さんが保育現場を1,000回以上巡回して、アドバイスしたことや現場の先生方から学んだ素晴らしい具体的...
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