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なんちゃってコミック会話

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あじさいが美しい季節になりましたね。我が家の庭のあじさいもちらほら咲き始めました。 今日は「コミック会話」のお話です。みなさんは、『コミック会話』(キャロル・グレイ著 門眞一郎訳 明石書店)という本をご存じですか?コミック会話とは、2~3人の会話をイラストで表現したものです。 気持ちや言葉は、目に見えませんよね。だから自閉症やその他の発達障害のある子どもたちにとって、友だちとのトラブル等を振り返ることは本当に難しいことです。そこで私は子どもたちと一緒に、このコミック会話を使って、もつれた人間関係をほどくことをよく行っていました。 本当のコミック会話は、8色の色(色鉛筆やマーカー等)を使い分けて気持ちを表現していくのですが、いつもそんなにたくさんの色を持ち歩くこともできず、私はもっぱら3色ボールペンを使っていました。だから正式のコミック会話ではないので、私の場合は「なんちゃってコミック会話」と呼んでいます。 例えば、こんな感じです。普通の気持ちは黒、いやな気持は赤、嬉しい気持ちは青、 とボールペンを使いわけ、子どもにその時の状況を思い出してもらいながら、描いていきます。 子どもたちは、自分のうまく表現できない気持ちが整理できるのが嬉しいようで、この 「なんちゃってコミック会話」を一緒に描いていくのが大好きです。 もめごとが起こった後など、「先生、お米人間、描いて(=上記のようななんちゃってコミック会話のこと)」とよくリクエストしてくれました。 ・状況が整理できる ・自分の気持ち、相手の気持ちを理解する ・解決策を考えるのに役立つ⇒ここからSST(ソーシャルスキルトレーニング)に発  展することもある 【準備物】 3色ボールペン、紙 用意するものも少ないし、実際に描いてみたら簡単(なんせお米人間ですから)、そして何より子どもとゆっくり話しながら 描いていくことで、その子どもといい時間を共有することができます。 ぜひぜひ、いろいろな方にトライしてほしいです。 なんちゃってコミック会話の描き方については、7月23日高知市教育研究所主催の「高知市小中学校特別支援教育学校コーディネーター研修会、自閉症・情緒障害特別支援学級充実研修会」にてお伝えすることになっています。 また、TOMOはうす主催「アンガー